2016年02月05日
心地よさをつくる
〜 齊藤あかねの神山ものさす塾 3ヶ月目〜
移りゆくものさす塾
神山町では、ほんのりあたたかい日が続いていましたが、朝晩はグッと冷え込むようになってきました。
さて、徳島県神山町で行われている「ものさす塾」では、先日、コーディングファクトリー部の伊藤から丸山へ、講師のバトンタッチが行われました。
「伊藤さん、ありがとうございました!」と、ものさす塾の皆さんからは素敵な色紙と、マッサージクッションが贈られました。課題や試験に追われる中でも、贈り物を準備してくださった塾生の皆さん。わずかな時間でしたが、なごやかな送別会がおこなわれました。
抜き打ち課題、そしてしっかりと個人個人に課題を伝えるフィードバックをおこなって「伊藤先生」の授業は終了しました。「また来たい!」と言わしめるのは、熱意ある授業がおこなわれた証拠。講師と塾生がつくりあげた意義ある時間だったと思います。
こうして、Webの概要やコーディングの基礎の授業を終え、これからはコーディングガイドラインに則したコーディングや、レスポンシブについて学んでいきます。
ようこそ丸山先生
今後グループワークや筆記試験、卒業演習までもトータルで担当する「丸山先生」は神山へ来たばかり。ちょうど、神山塾の方々が主催する新年会のお誘いをいただいたので、早速参加して参りました。私にとっては顔なじみの方々、お世話になっている方々ばかりですが、「丸山先生」はたくさんの人の歓迎にびっくりした事でしょう。
株式会社リレイションの神山塾、宿泊滞在施設「WEEK」のWEEK塾、サテライトオフィス「えんがわオフィス」のえんがわ塾。それぞれの会社で研修に励む皆さんが集う機会であり、町の方々や視察で訪れている方とお話できる場でもありました。
神山に来た塾生さんたちは、年齢も出身も経歴も様々。町の方々もあたたかく迎えて下さるので、海外の話、町の話、どんな事を考えてここにいるか、など話は尽きません。
ご近所の方の店舗で、持ち寄りやその場での調理による手作り新年会。これはモノサスのパーティーや忘年会にも通じるところがあり、居心地のよい皆で楽しめる空間づくりをして下さるかたに改めて感謝します。
火と暮らす生活
今私は、古民家をほぼ手作りで改装されたお宅で生活させていただいています。
ここは、薪ストーブと五右衛門風呂での生活という未知の世界です。
まず、お風呂の火の焚き付け方を教えていただきました。小さいものから燃やし、徐々に大きい薪に安定させて、おき火で保温します。
焚き付けしやすいよう、薪割りをします。
木目に沿って振り子の原理で1刃入れ、あとは力を加えて割っていきます。
最初の1刃が思う所に命中させられるかが難しいところです。
最近では、ストーブの火を絶やさぬように持続して薪を組めるようになってきました。帰ってくる人の為にも、いつも誰かが火を見守っています。
私にとっては新鮮な事でしたが、この毎日がきっと当たり前のくらしになっていくのです。
快適な生活にするために、見える距離で人の手が加わっていることにまた改めて感謝しながら過ごしています。
神山の方がみなこのような暮らしをしているわけではありません。
が、私は今の手間ひまがかかる生活をとおし、曖昧でおろそかにしてしまいがちだった部分を見直す事に繋がりました。
自然の暖房
敷地の庭では、晴れている休日であれば庭を利用する事も出来ます。資源を使うこと無く、十分に暖まることが出来るのです。
居住しているメンバーはパソコンで作業することが多いので、どこでもネットが繋がる事が嬉しい環境です。里山であっても、オンラインで会話をしたり、勉強することが出来ます。
コーディングの勉強会などもいつかこの場所で出来たらいいな、と思っています。
ランチ会も
どんな環境で働き生活していたとしても、みずからの考えや周りへのはたらき方次第で、メリットもデメリットもまるごと心地よさにすることが出来ます。
神山で暮らすことで、東京での仕事や生活の中で出来ることもあらためて考えさせれられています。
そのためにも、伝えられるものと残せるものは、積極的に受け入れていきたいと思います。