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Mar,2016
松永 悟
投稿者:松永 悟
(Webディレクター)

2016年03月03日

無謀なようでも粛々とやりとげる
ディレクター・道場亮子

メンバー紹介

松永 悟
投稿者:松永 悟(Webディレクター)

今日はWebサイト運用チームの中で、私の先輩の道場亮子を紹介したいと思います。

最初に出会ったとき、口数も少なく物静かな人だなという印象をうけました。
その一方で、毎年末モノサスで社員が投票してその年活躍した人々を決める「モノサスアワード」では、新人時代から2年続けての受賞を成しとげるような人でもあります。


「モノサスアワード」で新人賞を受け取り笑顔を見せる道場(中央)

彼女の経歴を聞いてみると、「元空港職員」や「元探偵」というなかなか経験者に会えないような職歴も持っています。(先日、「元探偵」の能力を活かした投稿も執筆しています。)

そんな物静かでありながら秘めたパワーにあふれる彼女を紹介したいと思います。
 

「道場さん」との出会い


猫の写真やポストカードに囲まれたデスクでの作業風景

彼女と初めて会った時は、何の仕事をしているのかわからない人でした。
コーディングをしている人でもないし、デザインをしているわけでもない。
カメラ片手に外に出て行ったり、工作をしていたり、よくあるWebサイトの運用の仕事とは毛色が異なることをしている印象でした。けれど、そんな彼女と話をしている人は、みんな楽しそうでした。
当時、仕事内容を聞いたところ、facebook の運用を主に行っていて、企画から入ってコンテンツを制作しているとのことでした。入ったばかりの私には、それがいったい、どう Web サイトに関係しているのか想像もつきませんでした。
そんなある日、彼女から

松永さん"見きれおじさん”というキャラとしてモデルをやっていただけませんか

とお願いされました。
"見きれおじさん”?どんなおじさんだ。モデルと言うが、Web制作会社ではそんなこともするのか、と思いながらも、面白そうだったため、facebook の企画ネタのキャラとして受けたのが、彼女との初めての仕事でした。

そんな彼女とネタ写真を撮影するために、湘南や、青梅の心霊トンネルなど、いろいろなところに行きました。中でも強烈に覚えているのが、2014 FIFA ワールドカップの日本戦の終了直後に渋谷のスクランブル交差点に撮影をした時のことです。交差点を行き交う人が声を上げながらハイタッチなどしている状況のなか、揉みくちゃにされながらも、なんとかねらいの写真を撮りました。その時、いいものを作ろうとする彼女の想いをひしひしと感じました。

班長としての道場


メンバーの案件の進捗確認をする道場(中央)

その後、しばらくは案件で一緒になることは少なくなりましたが、ある日、道場が班長の班に配属されました。
班員になった当時は、彼女は主に、ディレクター、ワイヤー制作を行っていて、私はコーダーやディレクターとして仕事をしていました。私のスケジュールは彼女が管理していました。

当時、コーダーとしてコーディングの工数を提出していましたが、彼女が見積もる工数と私の見積もりが合わず「道場さんの出した工数では出来ません」と対立したことも何度かありました。そういう時でも、時間が足りないからできないと諦めるのではなく、他の方法はないか、一緒に方法を考えてくれ、実際にやりとげることが出来ました。

班員になって二月ほど経って、ある案件で彼女がディレクター、自分がコーダーとして仕事を始めたときのことです。
その案件は非常に複雑な仕様の案件であるにも関わらず、スケジュールもタイトでWebページにしなければならない原稿も流動的に加わり、納品時には途中で追加された仕様も合わせて確認しなければなりませんでした。
そのため、納品が近くなると、ディレクターの彼女はほぼ一日中制作物の確認を行い、そこで出た修正もれをコーダーの私が対応する、ということがしばしばありました。
時には仕事は深夜に及ぶこともありましたが、ずっと同じペースで同じクオリティを保ちながら、長時間にわたる確認作業を粛々とやり続ける彼女の姿を見て、彼女のモチベーションと責任感の強さに尊敬の念を抱きました。


事前にコーダー(左・私)と案件の詳細を伝えている道場(右)

昨年の繁忙期のことです。その案件で、お客様からある指摘をされてしまいました。
その時、彼女は2日間で計6時間にも及ぶ、振り返りミーティングをおこないました。
ディレクターの伝え方がまずかった、コーダーの仕様の認識が間違っていたなど、発生したミスを1つ1つ確認し、それぞれの原因を分析しました。
そうやって彼女が粘り強く原因を探り出してくれたおかげで、同じミスを繰り返さないための対策を講じることが出来たのです。
案件が終わるたびにこういった振り返りMTGを続けたことで、作業フローの精度をあげ、作業テンプレートが整備され、ミスの指摘が少なくなってきました。
そんな彼女の取り組みもあり、お客様から信頼をいただけるようになったと感じています。

社員を巻き込んでの
部活動や社員旅行


秦野・丹沢にある塔の岳山頂での登山部。道場は右から二人目。

モノサスにはメンバーが自発的にはじめた活動がいくつかあります。
そのなかで彼女は登山部とカラオケ部の部長である顔もあわせ持ちます。
道場がどのように各部を発足したのか、それぞれの部員に聞いたところ、部署関係なく、たまたまそこにいた社員に「行きます?」と物静かなテンションで誘い続け、少しずつ参加メンバーを広げたようです。
なぜ、みんなが彼女について行くのか不思議ではありますが、人と話す時の物腰柔らさや、相手への気遣いがポイントなのかもしれません。
静かではあるのですが、温かい心で接してくれ、ついつい彼女についていってしまうのでしょう。相手を観察し、その人を思いやる気持ちを持つことができるのも、探偵時代に培った推理力のおかげではないかと勝手に想像しています。

また、彼女は、昨年(2015年)の社内旅行委員会に任命され、前から抱いていた「無人島に行きたい」という想いを社員旅行の企画にしました。(『社員旅行からかんがえる「ものさす式 DIY」』参照 )

実際には、天候の関係から無人島の安室島ではなく、座間味島になりましたが、島でキャンプをするという社員旅行を実現させました。


キャンプの手配の電話をする道場(左)

無人島キャンプという企画に賛否両論があった中、企画を推し進めることは、はたからみると大変そうでしたが、彼女は「みんなで島でキャンプしたら面白いに違いない」とさらりと話していたことが印象深かったです。
一見無謀とも思える企画をメンバーを巻き込みながら実現させたことは、彼女の強い気持ちがあったからこそだと思います。

今日も案件をすすめます

静かでありながらも、気づけば周りに人が集まっている彼女。
それは、こんな面白い事をやりたいんですという強い想いが、周りの人に伝播するからではないでしょうか。

今後もチームを巻き込みながら、私には思いもつかない面白いWebコンテンツを作ったり、仕事以外でも突飛な企画を提案してくれることでしょう。

彼女はやると言ったことはなんとしてもやりとげます。
無謀に思えることでも一気に飛び越えるようなことはせず、ひとつひとつ問題を解決しながら前へ進んでいきます。

これからも常に新しい仕事を追い求め、プレッシャーに負けず粛々と案件を進める力で、チームを引っ張ってくれることを期待しています。

この投稿を書いた人

松永 悟

松永 悟(まつなが さとる)Webディレクター

クリエイティブ部の運用チームにて主にコーディング担当しています。ディレクションもします。岡山県倉敷市出身でアダ名はお父さん。パパは今日もコードを書きます。最近は娘に「カッコいいお父さん」と思われたいためだけに、アウトドアをはじめました。

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