2016年04月01日
ナポリタンスパゲッティに粉チーズ、タバスコ。時々アイスコーヒー
皆さん、無性にナポリタンが食べたくなることってありませんか?
コンビニやチェーン店のナポリタンじゃなくて、町の喫茶店で出てきそうなやつです。アイスコーヒーをセットで頼む絵が浮かんできたら、もうそれ以外に考えられない。頭の中は完全にナポリタン&アイスコーヒー。
イメージはふくらんだものの、代々木でナポリタンがある喫茶店・・・すぐには思いつきませんでした。それでも一軒ぐらいあるだろうと駅の向こうを探索した結果、その「喫茶店」を見つけました。カフェレストランメゾンド・プーペというお店です。例によってモノサスからちょっと歩きますが(モノサスから12分。代々木駅からは4分。)、ナポリタンとアイスコーヒーのためなら全然平気なわたしです。
カフェレストラン
メゾンド・プーペとの再会
じつはわたしはこのお店の存在をかなり前から知っていたんです。喫茶店を探して代々木駅前から千駄ヶ谷方面に向かって歩き続け、もうこれ以上はやめよう・・・と思った辺りで「あれ、ここ昔入ったことあるな」と気づいて立ち止まりました。昔と同じ外観です。驚きと懐かしさの混ざった気持ちでまじまじと眺めると、ドア横に出ているメニュー看板に、"ナポリタンスパゲッティ"の文字を発見(狂喜)!
店の前に立つまですっかり忘れていたわけですが、かつて週一で代々木のジムに通っていた頃、帰り道に友達とお茶していたのがこのお店だったのです。
代々木の「ちいさいおうち」
お店に入ってまず目につくのは煙草で飴色に染まった壁です。その壁にはフランス人形をモチーフにした絵画がいくつも架けられています。店名のメゾンド・プーペ(=フランス語でドールハウス)はこれらの絵画にちなんでつけられたのでしょうね。
覚えているままのインテリアに改めて感心しました。それだけ店のイメージを大事に守りながらこれまで続けてきたんだろうなと思えたのです。
両隣のお店が入れ替わってもこのお店だけがそのままの姿をとどめているところは、まるで童話の「ちいさいおうち」みたい。
ここでひとつ喫茶店あるある。当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが全面喫煙可です。そのせいか、お客さんには近隣のビジネスマン、しかも常連さんが多いように感じました。新聞も置いてありますよ。
ナポリタン、細麺だけどうまいうまい。
テーブルにおヒヤとおしぼり、ビニールカバーの大きなメニューが置かれました。メニューを広げると、オムライス、エビドリア、ポーク生姜焼き、ハンバーグ・・・洋食メニューのオンパレードじゃないですか(喜)!今日はもちろん、ナポリタン一択(実は迷ったけど)。サラダとコーヒー込みで650円。価格設定にも感激です。先に出てきたサラダを食べていると、ドーム型にこんもり盛られた待望のナポリタンがやってきました。
スパゲッティは思いのほか細麺なのですが、ひき肉をメインにした具とよくからんでこれはこれでアリです、細麺ナポリタン。ほかに定番のマッシュルーム、ベーコン、玉ねぎ、ピーマンが入っています。そしてケチャップたっぷり。皆さんが思い浮かべるとおりのあのナポリタンの味です。テーブルに常備された粉チーズ(ミドリの筒のやつ)とタバスコをアクセントにして、アイスコーヒーを飲みつつ、ペロリと完食してしまいました。
思い描いた場所がみつかって、食べたかったものを食べられて、大満足のランチタイムです。アイスコーヒーを飲みながら残りの時間をゆっくりと過ごしました。
お店の方に聞きましたらオープンしてかれこれ25年経つのだそうです。ごく普通の町の喫茶店というものが少なくなった時代に、変わらず営業をつづけているメゾンド・プーペは「ナポリタンが食べられる喫茶店」を求める人々のいこいの場所なのです。
カフェレストラン メゾンド・プーペ
渋谷区千駄ヶ谷4-27-13 シャトレー代々木 1F
TEL:03-5410-3671
[月~金]11:00 - 23:00
[土曜日]11:00 - 23:00
ランチ営業