2016年07月05日
モノサスタイランド in Krabi
社員旅行から持ち帰ったもの。
はじめまして。4月から新たにモノサスタイランドの一員となりました、町山百合香です。
5月初旬。ちょうど面談の時期だったモノサスタイランドでは、各スタッフから「みんなで旅行に行きたい」「もっと仲良くなる機会がほしい」という声が多数上がりました。それなら早速実現させよう!ということで、即断実行。数日中には、希望の多かったリペ島とクラビのうち、2泊でも満喫できるビーチリゾートということで、クラビへの旅が決定したのでした。
今回は、オフィス移転後メンバーが一気に増えてから初となる、モノサスタイランド総勢15名による社員旅行のレポートをお届けします。
いざ、夢の地クラビへ!
Day1:5月27日(金)
目的地は、映画『ザ・ビーチ』や『007』のロケ地にもなった魅惑のリゾート地、クラビ。
実はここ、タイなんです。距離にしてバンコクから南へ約780km(東京からだと広島、もしくは青森くらいの距離感)、LCCで1時間半弱で行けちゃいます。しかも、交通費は往復で約1,100バーツ(日本円で約3,500円)、驚きのお値段です。
前日から、お昼休みは旅行の話題で持ちきり。心はすでにクラビにあったスタッフ一同。
当日は仕事を早々に切り上げ、いざ夢の地へ向かいます。
PM 8:50
実は到着が1時間半も遅れつつ、無事にクラビ空港へ到着。
ホテルまでは空港から車で45分と、そのあと船で20分かかるとのこと。
陸続きのホテルなのですが、船でしか辿り着けないそうです。
はたして、夜10時のご飯の時間に間に合うのでしょうか…。
通い慣れた送迎バンはぴったり45分で埠頭へ到着。桟橋の先では送迎船が待ち構えます。
真っ暗闇でほぼ何も見えない中、なかなかのスピードで突き進んでゆく船。
そのせいでたまに弾むため、あやうく振り落とされそうになる場面も…!
けれどそのおかまいなし感がむしろたまらない。そんじょそこらのアトラクションより、何倍も爽快な体験…!これは私町山が乗った、船史上No.1の興奮度です…。
PM 10:00
ホテルのあるライレイビーチへ到着。
まわりの景色はまっくらで、まだ何も見えません。
すぐ目の前に広がる暗い海、波の音だけが聴こえてきます。夢にまで見たあの景色は、今はまだおあずけです。
止まない雨は・・・?
Day2:5月28日(土)
ゴロゴロゴロ…。
早朝、不穏な音で目が覚めます。
起き抜けに窓の外をのぞくと…、まさかのザーザー降りではありませんか…!!
しかし、そこはクラビも雨季に入ったばかり。一時的なスコールはよくあることです。
たとえ降ってもあっという間に止んでしまうので、さほど気にせず朝食へ向かいます。
おやおや…?朝食会場がざわついています。
天気予報を見ると、まさか一日中雨かもという話が…!
これは大変。雨は出発予定時刻を過ぎても、一向に止む気配を見せません。
仕方がないので雨の日のクラビの楽しみ方を調べるも、良さげな洞窟や鍾乳洞は遥か遠い場所。移動にはどうしても船に乗る必要もあります。
しかし諦めきれない島めぐり…。
もしかしたら奇跡の晴れ間があるかも知れないと、半日コースで出発できるかどうかのリミット(正午)まで待機することになりました。
さて、正午まで2時間。特にプランもなくどうしようかと考え始めたころ、誰かが「部屋でみんなでゲームをしよう!」と即提案してくれました。
島巡りの裏メニュー
AM 10:30
部屋に行くと、なにはともあれまずは撮影大会!
さぁ、みんなが部屋に集合し、日タイ合同ゲーム大会の幕開けです。
タイ人のスタッフが、タイ式のゲームをたくさん教えてくれます。
単純に見えて難しかったり、日本にも似たゲームがあって意外に感覚がつかみやすかったり…。
お互いの国のゲームを教え合い、いつも以上に分け隔てない雰囲気の中、もれなく楽しい時間を過ごすことができました。
「すき間」を上手に楽しむのが、ものさす式DIY精神。
その気質は、モノサスタイランドのメンバーにも宿っていたようです。
PM 15:00
結局、正午を過ぎても雨は止みませんでしたが、夕方にさしかかる頃かろうじて晴れ間の気配を感じた一行は、すかさずホテル近くのビーチを目指します。
そこでは、クライミングの聖地といわれるクラビの荘厳な岩肌を間近にとらえることができました。
まだ肌寒かったものの、テンションが上がってしまい海の中へ!
雨のおかげで水の中はほとんど何も見えませんでしたが…
それでも楽しい!
念願の海水浴もつかの間、
最後は大粒の雨に見舞われ、逃げるようにホテルへ帰ったのでした。
PM 8:00
あたりもすっかり暗くなり、夜ご飯は近所で人気らしいローカルなBarへ。
乾杯の音頭を取るのは取締役、宮川。
「明日も90%雨の予報です。だけどみんなの熱意で、僕は晴れると信じてます。チョンゲーオ(乾杯)!」
その言葉を信じて、今夜はローカルな雰囲気の中、おいしいタイ料理をいただきます。
この後ファイヤーダンスも堪能し、リゾートを感じるよき夜を過ごすことができました。
明日晴れることを願って、今夜はそれぞれ眠りにつきます…。
クラビからのごほうび
Day3:5月29日(日)
雨男・伊藤の祈りが今ごろ通じたのでしょうか。
最終日、クラビの海に念願のまぶしい太陽が…!
予報では今日も一日中雨だったのですが、ついに天気が味方をしてくれました。
AM 10:00
もう、いても立ってもいられない!とばかりに、はしゃいで船に乗り込む一行。
いざ、アイランドホッピングに出発です!
クラビ周辺には、小さいものまで含めるとなんと130以上(!)の島々があります。
約40km南にはあの有名なピピ諸島。わたしたちも、当初はピピ島をメインに巡るはずでした。
けれど、またいつスコールが降るかもわからないため、船が出ず今回はおあずけに…。
しかし…!モノサスタイランドのメンバーにとっては、クラビといえど同じタイ国内。
そう考えると、気を取り直せそうです。今はいまを、おもいっきり楽しみます!!
念願の青い海と白い砂浜に日焼け嫌いの私もテンションMAXです。
浮いてるだけでも気持ちいい~。
よく見ると足元には小さな魚も!
しばらくゴーグルであたりを見渡していると、おや?
反射して光る物体を発見。
なぜか海底に携帯が落ちているじゃないですか。
どうしてこんなところにiPhoneが。
…あ!! これ私の!?
時すでに遅し。
はしゃぎ過ぎてポケットに入れたままだった私のiPhoneは、泳いでいる間に海に落ち、しかし奇跡的に自ら発見(笑)。
30分ほど海水につかっていたため使い物になりませんでしたが、後日、タイの怪しい職人の手によりデータは取り出され、クローンのように復活を遂げました。
ありがたや、アメージングタイランド。
さて、1島目をそれぞれ味わい尽くした私たちは、次の島へ向かいます。
やっと、念願のシュノーケリング!
これほど沖に出て海に潜るのは、わたしにとっては初めての体験です。
自分の体のずーっと下に広がる珊瑚礁。どこまでも海が続いているということを、ほんとうに感じたのはこれが初めてだったかもしれません。これはハマってしまいそうです…。
さらに次の島へ向かおうと船で準備していると、うっすら肌寒く感じます。
むむ。なんだか嫌な予感…。
なんと、遠くに見つけた真っ黒な雲が、ものすごい勢いでこちらに近付いてくるではありませんか!
たまらず、逃げるようにビーチを後にした一同。
急いでボートを走らせるもむなしく、青空は一転、われらを容赦なく打ち付ける激しいスコールに…。
南国のリゾートに来たはずが、帰りは水シャワーを浴びているかのようでした…。
PM 4:00
ほんとうに、本っ当に天気にはつくづく恵まれなかったけれど、
それでも得たものはありました。
あっという間でしたが、楽しい旅行もこれで終わり。
色鮮やかな景色をもうすこしだけ見たかったなーなんて、後ろ髪をひかれつつも、
3日間お世話になった島々に別れを告げたのでした。
旅は家に帰るまで、帰りの電車で…
今回の旅行で、先輩日本人スタッフのタイ語のコミュニケーション能力を垣間見て、まだまだ仕事もタイも新米のわたしは、うらやましくももどかしく感じました。
“あとどのくらいで、あんなふうに皆と話せるんだろう?”
そんな話を、帰りの電車で一緒だった通訳のFONと話していると、普段聞けなかった気持ちを聞くことができました。
FON「わたしたちは、自分の国のことばをしゃべってもらえると嬉しい。積極的にしゃべろうとしているのがわかるだけでも嬉しい。だから普段、“この言葉ってどう意味?” “タイ語でこれはなんていうの?” そんなふうに聞いてくれるだけでも、積極的な姿勢が伝わってきて、うれしい。」
なんと。ただ自分が与えてもらっているばっかりで、むしろ申し訳ないくらいに思っていたやり取りを、好意的に感じてくれていたと知り、逆にこっちが嬉しくなってしまいました。
旅の余韻も残る中、もっとタイ語を勉強して、仕事だけでなくもっといろんなことをみんなと話せるようになりたいと、これまで以上につよく感じ、帰路に着いたのでした。
日常生活へ
さて、旅を終え、日々の業務が始まります。
そんな中、いつもと少しちがう笑い声が…。
おやおや?わがオフィスの日常風景に、さっそく変化がおとずれた模様。
これまであまり話しているのを見かけなかったスタッフたちが、
和気あいあいとじゃれています!つられて周りも笑顔に。ふと気が付けば、わたしもこれまであまり話せていなかったスタッフと、コミュニケーションを交わす機会がふえました。
ちょっとした変化ですが、それぞれの繋がりが増しているのを、確実に感じることができます。
みんなからは、こんな声を聞きました。
“普段、仕事の中では見られない新たな一面を知ることができてよかった”
月並みなセリフかもしれません。
けれど、生まれた国の違う者同士が働くわたしたちの環境では、
そんなあたり前のような体験が、ほんとうに貴重な機会になったと思うのです。
旅行中、大雨で退屈だろうなという場面も、雨なんてさほど気にしてなさそうに楽しく過ごし、いつでも笑顔を忘れなかったみんな。
彼らと過ごしていると、ほとんどのことが些細な出来事のように思えてくるし、
逆にほんの少しのことで人は楽しめるんだな、と考えさせられます。
半分以上雨だった旅を存分に楽しめたのは、そんなみんなのおかげだったと心底思うのです。
そうして見習っていきたいタイ人の生まれ持っての気質は、
これからも日々共に過ごす中で、少しずつ分けてもらいたいし、わたしもなにか返していきたい。
そんなふうにして、この先も大事に関係をあたためていけたら、と思うのでした。
次回は、わたしがタイにきて感じた変化について、もう少し詳しくお伝えできればと思います。
まだまだ成長途中のモノサスタイランドですが、
これからもスタッフ一同、どうぞよろしくお願いいたします!