Thu.
15
Sep,2016
原澤 翔伍
投稿者:原澤 翔伍
(アカウントセールス)

2016年09月15日

顔が見えるからこそできる仕事。
僕たちは、この湘南の地でやってます。
- 株式会社コルコバード -

私、あなたの会社売ります!

原澤 翔伍
投稿者:原澤 翔伍(アカウントセールス)

こんにちは。セールス部の原澤です。このコーナーでは、私たちセールス部員が「この会社こそは!」という他社様を、あたかも自社のように宣伝させていただきます!

第3回となる今回、いよいよ自分の番が回ってきた……と思ったとき、パッと思い浮かんだのが、株式会社コルコバード様でした。湘南・鵠沼海岸の砂浜からほど近い場所にオフィスを構え、【『いっしょに』をつくろう】をスローガンとしている、地元企業との取引を中心としたWeb制作とデザインの会社です。

印象的だったのは、1年半ほど前、コーディングファクトリーにお問い合わせいただき、初めて往訪した際のこと。打ち合わせの場に次々と社員の方々が参加し、和やかな雰囲気で輪が広がっていき、自然と私もコルコバード様の一員に加えていただいたような感覚になりました。

まさに【『いっしょに』をつくろう】を体感し、気分が高揚する一方で、「どうしてこんなにスタッフの連携が良く、チームワークがいいのだろう?」と不思議に思いました。

今回は、そんなコルコバード様の魅力を掘り下げるべく、鵠沼海岸にあるオフィスを再訪しました。

当初、インタビューに答えてくださったのは、代表取締役・松村正承さんとディレクターの及川詩麻さんのお二人でしたが、そこはコルコバード様。気づけば、他のスタッフの方々もどんどんお話に加わり、最後はスタッフ全員で鵠沼海岸の砂浜で撮影にまで協力してくださいました。

●インタビューに協力してくださった方々

松村 正承さん(社長)
株式会社コルコバードの代表取締役。前職(キヤノテック株式会社(現キヤノンITソリューションズ株式会社))から1998年に独立し、2003年に会社を設立。その頃は幼い息子を膝の上に乗せながら仕事をしたものでした・・・。その子も今はもう大学生で関西で暮らす。早くも夫婦で老後のように犬を愛でる日々。

及川 詩麻さん(通称:詩麻さん)
2014年入社のディレクター。さまよっていた頃は、松村社長の秘書になってしまいそうでしたが、何となく今のポジションに落ち着きました。今の課題は、慢性的な鼻炎を治すこと。

田中 碧さん(通称:田中ちゃん)
2013年入社のデザイナー。 好きなものは、お家でのんびり過ごす時間。それと犬。街に出るときは、素敵な犬はいないかと常に目を光らせています。オススメの犬種は雑種です。

中野 健太さん(通称:ケンさん)
2015年入社のデザイナー。一児の父。ポケットにiPhoneを入れたまま子供とプールに入り、無事水没させたことが今年の夏のハイライト。

高垣 充晴さん(通称:ガッキー)
2005年入社。現在は嘱託スタッフ。メインはデザイン制作ですが、出来ることはなんでもやります。今は、湘南からちょっとだけ離れた地元の茨城県龍ヶ崎市から参画中です。最近は、神々が宿る場所を探しています。


仕事の大半は、地元・湘南で
ここで働き、ここで暮らす


写真は片瀬海岸東浜にて

コルコバードがオフィスを構える湘南の鵠沼海岸は、都心から電車で1時間強かかります。同じ神奈川県ならば横浜や藤沢など、商圏の大きな街があるなか、小さな商店街の一角で制作を続けている経緯を聞きました。

松村さん

この事務所に越してきたのは昨年(2015年)5月のこと。それ以前はここから数分住宅街に入っていった場所にある、地元では有名な古いリゾートマンションの一室を借りていました。そこは共用施設にプールがありまして、永久にいてもいいと思うくらい気に入っていたんですが、スタッフが増え、手狭になって引き払いました。

元々、僕は1998年から5年ほどフリーランスで仕事をしていて、2003年に前職の仲間とコルコバードを始めました。最初は出入りする人数も2、3人だったんですが、徐々に増え、今はこんなに・・・。そこで地元の不動産屋さんに面白そうな物件があったら教えてとお願いして、ここに移りました。


コルコバード代表取締役・松村正承(まつむらまさのり)さん

及川さん

海は前の方が近かったですよね。

松村さん

そうだね。でも、みんなね、海に行くかというとそうでもない。社員は基本インドア派です。デザイナーの田中なんかは、休みの日には家でずっとマンガを読み続けたいというタイプだし、本格的にサーフィンする子は誰もいないし、創業時のメンバーで茨城から移住したガッキーは何年も鵠沼海岸に住んでいて浜辺まで行ったのは数回だって言っていたし……

及川さん

期待はずれで、ごめんなさい(笑)

松村さん

でもね、みんな海は好きなんですよね。僕も含め、何人かは生まれ育ちがこっちなので、山の近くで育っていたら山が好きになるような感覚で海が好き。

及川さん

やっぱり感じる風が海なんです。それがいい。インドア派ですけど、海の近くには住んでいたい。

松村さん

夕方になると夕凪と言って、海からの風が来ます。夏場でも涼しさを感じるし、夕焼けの美しさも違う。そういった複合的なものがあって、このロケーションから離れたくないのかな。横浜?東京?他の選択肢に浮かばない。


鵠沼海岸駅から徒歩3分にあるオフィス。映画のDVDやレコード、山盛りのおやつが置かれ、仕事以外の息抜きの時間も大切にされているよう。

そして、コルコバードが手掛けている制作のほぼ8割は湘南地区の企業や社会福祉法人です。湘南地域の制作をメインで行っている理由を伺いました。

及川さん

湘南のお客様がメインとなっているのも、やっぱり近い方がいいなと思うから。サイトについて『ちょっとここを直して欲しいんだけど、どうしたらいい?』と言われたときも、もっと初歩的なところで『パソコンがちょっと困った!』というときでも、すぐに顔を出せます。運用のお手伝いが非常にしやすいですし、長くお付き合いしていく上で、物理的な近さは大事かなと思います。


「詩麻さん」こと及川詩麻さん

松村さん

Webサイトは特性上、作って終わりではなく、作ってからがスタートだと思っています。最初は本当に小さな取っ掛かりでも、そこから時間をかけてお互いのことをわかっていって、長いお付き合いになっていく。コルコバードを始めたときから、そんな事業形態にしたいなと思っていたので。

以前は大きなコンペに参加して、予算を取って、作って終わりというサイクルの仕事もやってきたんですけど、あまり喜びを得られなかった。その辺りの仕事に対する考え方が、東京とここでは全然違うんですよね。

東京は制作側も発注側も一見さんで、1回ごとで区切りがある仕事のスタイル。でも、ここでは我々も、お客さんもずっと地元にいます。一つ一つの仕事が終わった後でも、ずっとどこかで顔を合わせ続ける。そういった関係性の中で、どうのように仕事をしていくか。

東京では一人勝ちすることがステータスでも、ここではギブアンドテイクで長く続けていけた方がいいよねって。地方の地域に根づいて仕事をされている方は、この感覚があると思うんです。ばばっと作って終わり。そんなふうに人としての信頼を損なうヘンな失敗はできません。親身に真剣に。そこはすごく学ばせてもらいました。
 

それぞれがたどり着いた気持ち
「顔の見える仕事がしたい」

初めての往訪以来、ずっと印象に残っているコルコバードのチームワークの良さ。お互いの呼び名も◯◯ちゃん、◯◯さんとフラットで、全員が和やかな雰囲気で一丸となっているのが伝わってきます。その秘訣は? と伺うと、代表の松村さんから 「みんな、横路に逸れてきた人たちなんですよ」という意外な言葉が飛び出しました。

松村さん

まずは僕からみんなを紹介しましょう。いまいるスタッフは基本的に自社サイトでの採用募集で来たメンバーです。幸い“湘南 Web デザイン”で検索すると、コルコバードは上位にくるんですよ。

詩麻さんはデザイナーを募集しているのに、デザイン経験なく、デザインもできないけど、応募してきたんですよね。面接で志望動機を聞くと、「家から近いから」って(笑) 。

及川さん

それだけじゃないですよ。実際、50歩くらいで重要な要素でしたけど。

松村さん

こんな感じで思ったことを嫌味なく言葉にできる子なんですよ。結局、ライター、プランナー的な感じで入社してもらいましたけど、詩麻さんは元々、大手広告代理店のプランニング会社にいたんですね。徹夜、徹夜で、自分の価値を見失ってしまって、退社。塾の先生をしていたんですけど、やっぱりモノを作っていく現場にかかわっていきたくて、面接に来てくれたんですよね。

及川さん

代理店の下でやっていると、お客さんとの間にいろいろな人が入っていて、常に仕事が伝言ゲームになって、内容がどんどん変わり、お客さんのこともわからない。ただただ、「直せ」って言葉に振り回されて、お客さんのことが尊敬できず、情熱が失われていきました。徹夜、徹夜ばっかりで。

それをできる人はタフで、才能がある人で尊敬はしているんですけど、私は違った。でも、モノづくりは好きだったので地元でできないかな? と検索したら、コルコバードがあった。入社して仕事をし始めると、お客さんも社員もすごく近い関係で、いつでも会いにいけますし、お互いをリスペクトできるからがんばろうと思えますね。

やっぱり顔の見えない遠い人のことはうまく想像できない。難しかったですね。だから、今はすごくシンプルでやりやすいです。

松村さん

田中も地元出身です。彼女は美大を卒業しているんですけど、就活の時期にまったり、ごろごろマンガばっか読んでしまったみたいで、卒業後の10月ごろ不思議な時期に応募してきました。

でも、履歴書に貼ってあった写真がすごくドヤ顔でびっくりした(笑)。だけど作品がとても良くて、面接したら意外と真面目。じゃあ、来ますか? と。僕は“この人おもしろい”と思うと、つい採用したくなっちゃうんですよね。でも、入ってみたらほぼ新卒なので仕方ないんですけど、まず電話がかけられない。メールのやりとりも怪しい……という。しかし、そこからがんばって、今はもう電話もメールも大丈夫だよね?

田中さん

メールはまだ、考えこんじゃうことあります。


「田中ちゃん」こと田中碧さん

松村さん

でも、彼女はデザイナーとして独自の世界観があって、大学ではイラストレーションを主にやっていたんですけど、今はWebデザインでとても彼女らしい個性を発揮しています。もう一点付け加えると、とても食いしん坊です。

田中さん

いただきます(にっこり笑い、おまんじゅうを食べ始める)。

松村さん

で、向こうの席で帽子をかぶっているのが、去年の年末に入社したケンさん。中途採用です。今は何歳?

中野さん

29歳です


「ケンさん」こと中野健太さん

松村さん

東京の生まれだよね?

中野さん

地元は東京なんですけど、3年前くらいに鎌倉に越してきて、コルコバードに来るまでは毎朝、東京に通勤していました。今は家から自転車で通っています。

松村さん

しっかりしたデザインをやってもらっています。センスは最先端です。ケンさんも代理店的な仕事のやり方に疑問を持ってきた人。

中野さん

前の会社は基本、紙ものがベースで交通広告や雑誌広告、CDジャケットを作っていました。間に広告代理店が入り、お客さんとの距離があるなと感じてきてしまって。例えば、1週間だけ掲示されるものに全身全霊で打ち込み、残業が続く。そんな状態が5年くらい続き、ちょっと違うのかなって。

もちろん、その現場で得た学びはあるので、後悔はないですけど、働き方を変えたい。もうちょっとお客さんを近くに感じて仕事がしたい。そういう気持ちが芽生えてきて、転職したいな、と。それで、湘南、デザインと調べたらコルコバードが出てきました。

松村さん

ガッキーは創業当時の初期メンバーの1人です。僕がフリーになる前に勤めていた会社の後輩で、コルコバードを作るとき、声をかけました。

高垣さん

入社して8年目。ちょうど30歳くらいのときで、在籍していたデジタルデザインの部署が社の方針で縮小されているタイミングで。また、前職の会社での制作は主にグループ会社向けのもので、お客さんときちんと向き合うという感覚も乏しかったんですよね。そこに物足りなさもあったので、すぐに退職願を出して移ってきました。

松村さん

ガッキーは本当にお客さん大好きで、話すのも大好きでね。

高垣さん

そこはコルコバードに来てから変わりましたね。


「ガッキーさん」こと高垣 充晴さん

松村さん

今は独立して地元の茨城に戻っているけど、うちの会社を辞めるとき、お別れ会やったんですよ。そしたら、お店に50人以上のそれまで付き合いのあったお客さんが集まったんです。伝説の「GACKY NIGHT!」。すごい人望。でも、嫁さんはいないので募集中です。

高垣さん

その情報はいりません(笑)。


小さい仕事でも、丁寧にいっしょに
地元に根づきながら続けていける事業スタイル

すでに各メンバーの言葉の中にヒントがありましたが、最後に改めて【『いっしょに』をつくろう】をスローガンとした理由と、そこに込めた思いについて伺いました。

松村さん

お客さんと直接やりとりをしたい、一緒に作っていきたいというのはみんな共通の思いで、僕自身の基本コンセプトでもあります。

たぶんね、みんな寂しがり屋だったり、気が小さいんだと思います。ビジネスライクにやり続けるとつらくなっちゃう。でも、お客さんもじつはそうで、つながりを大事にしたいし、仲良くしたいと思っているはずなんですよね。

高垣さん

【『いっしょに』をつくろう】は、みんなで築いてきた仕事のスタイル。どうしても発注と受注側、建築業界的な下請け構造まではいかないけど、制作の業界の中にも下請け構造がありますよね。

でも、これは根本的に間違っていると思うんです。モノづくりにかかわる人は対等だと思うし、お金を払う順番が立場の上下ではないはず。この構造を改善していかないと、モノづくりの現場は良くならないと思います。

松村さん

それを体現したいということ。僕自身もフリーランス時代は、大手代理店の仕事をメインにやっていたんですね。その中で、3年連続でお正月潰す仕事が入ってきました。しかしそこで得られるそこそこの額の報酬。でも、その3年はちょうど子どもが生まれて1歳、2歳、3歳の3年間で、お正月を一緒に過ごせなかった。

フリーランスだからお金は欲しい。だけど、3年目に比べてみたんですね。子どもの2歳、3歳の瞬間を一緒に過ごすのと、休みを返上して得た報酬のどちらに価値あるんだろうって。仕事のために嫁と子どもがいなくなったら意味がない。これはちょっと違うな、と。それで、会社を作ろうと思ったんです。

小さい仕事でも、丁寧にいっしょに作り、地元に根づきながら続けていける事業スタイル。その思いが最初にあるんですよね。

高垣さん

始めてみると、すごくいいお客さんが多かったんです。

松村さん

例えば、障害福祉系のお客さんたちは本当に人間として尊敬できる人ばっかりで。ただ、みなさん広報に長けているわけじゃない。そこを我々がお引き受けし一生懸命に頑張ると、ものすごく喜んでくださる。東京の代理店仕事の中で同じことをやっても当たり前で、ここでは1つの出会いの中で同じ力を発揮すると笑顔を見せてもらえる。消耗するだけの仕事と、常に人に喜ばれる仕事。

どちらの環境? と聞かれたら、やっぱり後者を選びますよね? そういう仕事スタイルを今後も湘南で続けていければと思っています。


 

原澤翔伍の「ココが売りたい!」

今回のインタビューを終えて、私がますます売りたくなってしまったコルコバード様の魅力は次の3つのポイントです。

  1. スタッフそれぞれが「顔の見える仕事」にやりがいを感じ、いきいきしている
  2. 作ったら終わりではなく、そこから始まる関係を長く続けている
  3. 海を感じられる場所にオフィスを構え、地元・湘南のお客様を大切にしている

取材を通してずっと感じていたのは、コルコバード様の【『いっしょに』をつくろう】と、モノサスのスローガン「共に生きていきたい人と働く」「ともはた」がすごく似ているなということ。地域に会社を作り、社員が地元から通い、お客さんも近くにいてすぐに顔を合わすことができる。その関係性が素敵だなと思いました。

なかでも、印象的だったのは「一見さんではない仕事がしたい」という言葉です。目まぐるしく仕事をしていると、1回付き合ってみてダメだったら次に行けばいいという考え方にもなりがちです。

でも、顔の見える距離にいる同士だから真剣になれば真剣になってもらえる。地域性、地元ならではの仕事の仕方があって、それは東京と比べると人とのつながりが濃いものになる。1人の働く人として、そういう関係性の中に飛び込んでみたいとも思いました。

コルコバード様にお仕事をお願いしたら、「任せて安心」ではなく、「任せて話していっしょに作っていける」ことのおもしろさを、きっと経験できるはずです。


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株式会社コルコバード

〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸2-5-7八百徳ビル3F
TEL:0466-30-0639

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ブログサイト
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この投稿を書いた人

原澤 翔伍

原澤 翔伍(はらさわ しょうご)アカウントセールス

モノサスではアカウントセールスとWORK101、家庭では洗濯物とたまに料理を担当。無類のキャンプ好きで、季節問わず年中どこかしらでキャンプしています。(焚き火コミュニケーション検定所持)

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