2016年09月27日
これだけあれば安心!屋久島トレッキングに持っていくべき持ち物のススメ
こんにちは。モノサス登山部の道場です。突然ですが、今年の社員旅行は屋久島に行きます!
そして、「屋久島といえば雨」といっても過言ではないくらい、屋久島はとにかく雨の日が多いです。月に35日雨が降ると言われているくらい雨が降ります。
そのため、屋久島に行くときは雨は必ず降ると思って準備をしたほうがいいでしょう。
今回は、屋久島などの雨の多いことが想定される登山やアウトドアに持っていくべき山道具をご紹介したいと思います。
絶対必要!雨ガッパ
雨具は登山の三種の神器の一つとも言われており、屋久島のみならず、本来は登山をする時は必ず携行するべき道具です。
雨ガッパといっても、コンビニで買えるようなビニールの雨ガッパはまずやめたほうがいいでしょう。
屋久島に行くからには恐らくみなさんトレッキングや登山をすると思いますが、歩いているとかなり汗をかくので、ビニールの雨ガッパを着ているとめちゃくちゃ蒸れます。
汗が蒸発しないので、汗で濡れた体にビニールが張り付き不快指数はMAXです。むしろ雨で濡れているのと大して変わりません。
大袈裟だと思うのであれば、雨の日にビニールの雨ガッパを着て、30分ほど歩いてみると少しは実感できるでしょう。
縄文杉を見にいくのであれば、その不快さが10時間も続くのです。
それではどんな雨ガッパがオススメなのかというと、文句無しにオススメ出来るのはゴアテックス製のものです。
ゴアテックス製品は防水透湿性に優れ、水を通さず水蒸気を通すという性能を持っています。
そのため、汗を水蒸気として外に通してくれるので、ビニールのように汗で蒸れ蒸れになるということがありません。
しかし、ゴアテックス製品は値段が高いです。
ゴアテックスのように防水透湿性能を持つ雨ガッパは他にもあるので、そんなにお金をかけたくないというかたは、タグを見比べながら、ゴアテックスではなくてもなるべく防水透湿性の高いものを選ぶようにしましょう。
私のおすすめはミズノのストームセイバーです。
ゴアテックスには劣るものの、防水透湿性が高く、一万円程度で買えます。
今まで何回も雨の日にお世話になっていますが、何の問題もなく無事に歩くことができました。
服は化繊!
綿など天然繊維の服はNGです。
トレッキングや登山の際は必ずナイロンやポリエステルなどの化学繊維の服を着ましょう。
なぜかというと、綿は保水してしまうので乾きにくいからです。
汗をかいたときに綿が水分を吸ってしまうと、汗が引いた後もずっと濡れたままで不快ですし、気温の低下が体温の低下に直結し、生死にも関わります。
また、先ほど防水透湿性の高い雨ガッパをオススメしましたが、中に綿の服を着て汗が乾かないままだと、せっかく防水透湿性の高い雨ガッパを着ても汗が蒸発できないので意味がありません。
下着や靴下なども含めて、必ず化繊の服を選びましょう。
私のおすすめはファイントラックのドライレイヤーです。登山部員の松嶋から教えてもらったのですが、メッシュになっていて汗が肌に戻らないので、着ていると汗冷えを防いでくれて感動しました。
麓が暑くても油断は禁物!防寒着
暑い時期でも山の上は冷えます。
標高が100メートル上がると気温が0.6度下がるので、標高1300メートルの縄文杉では麓よりも約8度低くなります。麓が20度あっても縄文杉に着くと12度しかないということです。
歩いている間は暑くてTシャツ1枚でも歩けますが、休憩すると汗が冷えて途端に寒くなります。
必ず防寒着を持参するようにしましょう。
また、雨の多い屋久島では、ダウンよりもフリースがオススメです。ダウンは中の羽毛が濡れてしまうとなかなか乾かないので、行動中や休憩時の着用は避けたほうがいいでしょう。
私のお気に入りのフリースはパタゴニアのものです。特に性能がというよりは、単純にデザインに一目ぼれして購入しました。
行動食で元気に歩こう!
俗に登山をする人の間でシャリバテという言葉を使うのですが、ご存じでしょうか?
シャリバテとは、簡単に言うとエネルギー不足で動けなくなってしまうことです。
縄文杉コースに行く場合、行動時間は約10時間になります。だいたいがなだらかな道とは言え、標高差も700メートルあります。
シャリバテになってしまったときに補給できるものがないと遭難につながりますので、必ず行動食を持参しましょう。
行動食には、すぐにエネルギーになる砂糖やチョコレートを含んだものと、エネルギーになるまでに1~2時間程度かかる炭水化物を含んだものをバランス良く持っていくと良いでしょう。
私のおすすめは、どら焼きです。どら焼きは炭水化物も糖分も入っていて、尚且つ2~3日は保存が効くものが多いので、重宝しています。
疲労回復を助けるアミノ酸のサプリなどもおすすめです。
また、汗をかいて失われた塩分を補給するための塩タブレットや梅干しなどもあるといいですね。
実際、私も過去にシャリバテによるエネルギー不足でバテて動けなくなってしまったことがあるのですが、甘い糖分を取るととたんに動けるようになったりするのでビックリします。
雨の中でもバシバシ歩ける!登山靴とゲイター
最後に足回りについてです。
屋久島の縄文杉コースであれば平坦で整備された道が多いので、本格的な登山靴まではなくてもいいですが、やはり雨が多いので防水の靴のほうが良いです。
靴の場合もやはりゴアテックスだとなお良いです。
最低限、滑りにくくて防水性能のある靴があると快適に登山ができるかと思います。
また、服や足への泥はねが気になる場合は、ゲイターと呼ばれる膝から下をカバーしてくれるものを用意してもいいでしょう。
私が愛用している登山靴は、ガルモントの好日山荘モデルです。何足も歩きながら試し履きして、自分の足の形に合う靴を見つけました。
以上が屋久島に持っていくべき山道具のご紹介でした。
屋久島に限らず、ご紹介した道具のほとんどが登山の必需品と言えるものばかりでしたが、雨の多い屋久島だからこその視点で選んでみました。
自分のこだわりの道具を見つけて、屋久島も雨の日の登山も楽しみましょう!