2017年01月18日
2017年、私たちの仕事は、社会とさらにつながることができるか
こんにちは。プロデュース部の山内です。
新しい年になって少し経ってしまいましたが、皆さん、今年一年の計はもう立てられましたか?もう 1 月も下旬に差し掛かろうとしているタイミングで何だかいろいろと案件もトップギアに近いスピードで既に走り始めていますが、この記事では、僕たちプロデュース部のメンバーが想う 2017 年の抱負を紹介したいと思います。(少しだけお正月の雰囲気に逆戻り)
モノサス プロデュース部のテーマは、「私たちの仕事は、社会とつながっているか(以下「わた社」と略称)」。
“自分たちが手がけるプロジェクトの多くが、これからの社会づくりをになう活動や仕事に、少しでも役立ってほしい。”という部長真鍋の想いのもと、皆が様々なプロジェクトに携わっています。僕たちの業務範囲はあまりに多岐にわたるので、よく他の部署、そして知人から「どんな仕事をしているんだ??」と聞かれるのですが、こちらの記事一覧を見ていただけると、モノサスプロデュース部がどんな仕事をしているのか、その外郭はお分かりいただけるかと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、以下、メンバーみんなの新年の抱負となります。
お正月に、それぞれが撮った一枚を添えて。
プロデュース部 みんなのわた社 2017
まずは、言い出しっぺの私から。
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山内 真 (プランナー / ディレクター)
今年の抱負に入る前に、2016 年の仕事をざっと振り返ると、主に関わったプロジェクトは以下です。
それぞれ、
- 日本の地域問題
- 日本の環境問題
- 日本の働き方問題
に関わるプロジェクトでした。どれも、直接的にユーザーをサポートするわけではなく、あくまでプラットフォーマーとして仕組みやツールを提供し、エンドユーザーの活動やプロジェクトが前進していくためのプロジェクトです。今年も少なくとも上半期はこの 3 つがメインに関わるプロジェクトになりそうです。
そして、今年はより「実感」をつかめる仕事の仕方をしていきたい...と思っています。なんというか、自分と社会の接点がよりダイレクトに感じられる、より直接的に社会課題に対して貢献したり、社会的立場の弱い人達をダイレクトにサポートする働きをしたい、そのような案件に携わっていければいいなあと思っています。(案件でなくても、ボランティアというかたちでも)
自分の仕事と社会の接続点について考えるとき、自分の仕事が、どのような形で、社会の誰に届いているのか、どんな作用を及ぼすのか?そこに対する認識の解像度を高めていく必要があります。解像度を高めていくのって、結局は「実感」を持てるかどうか、だと思うんです。で、その実感を部や会社のみんなと共有していきたい。
思えば、プライベートで運営しているギャラリー Open Letter で行った熊本大分地震のチャリティ展示『AAA』(鹿児島のギャラリー NEW ALTERNATIVE が発起人)は、そういう意味ではダイレクトなものでした。
4日間の展示と短かったのですが、たくさんのお客さんに来ていただき、作品&グッズ販売の売上から経費を引いた約 30 万円を熊本大分の若手作家やアーティストコミュニティのハブとなっている書店やカフェの修繕費、そこでの次なるチャリティ企画の活動費として寄付することができました。(詳細はこちら)
自分で運営するギャラリーで、作家の方々に賛同してもらって出品してもらった作品を、自ら接客してお客さんに販売し、自ら管理する口座に入金されたお金を、チャリティ主催者の口座に振り込む。仕事で 8 月に熊本に出張で行った際に、寄付先の書店を訪れ、店主の方にご挨拶もできました。寄付した額は大金ではないかもしれませんが、僕にとってこの一連の行為は、とても実感のあるものでした。
そりゃプライベートの時間とお金を使ってやってる活動だから実感があるんだよ、と言われるかもしれませんが、うまく言葉にすることができないのですが、この時の感覚、たしかに自分は今、社会とつながっているという実感、それを少しでも多く感じられる仕事や働き方を模索してきたいと思っています。
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岩木 香織 (プランナー / ディレクター)
プロデュース部ってどんな仕事をしてるんですか?
社外だけでなく社内からもよく聞かれるこの質問。たしかに、Web制作をはじめ、地域活性プロジェクトにイベント運営、食に関わる事業…かく言う私も、神山ものさす塾(雇用型職業訓練)の事務局として、昨年は塾の運営に走りまわる日々でした。
一見、バラバラのようにみえるプロデュース部の仕事ですが、根っこの思いは同じというか…メンバーがそれぞれの現場で培ってきた「社会との関わり」が、次なるあたらしい何かを生み出す原動力にもなっていると感じています。
さて、今年はメンバーの異動もあり新体制でのスタート。全員が代々木に集まるのが月に1度あるかないか…という特殊な部署ですが、おたがいの仕事に刺激を受けながら、それぞれの社会とのつながりに共感しながら、また新たな「私たちの仕事」をつくっていきたいなぁと思います。
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上村 奈央 (プランナー / ディレクター)
北は盛岡から、南は熊本まで、たくさんの地域の方々といろんなプロジェクトをさせていただいた2015-2016年。この2年間でいろんな地域の知られざる魅力、直面している課題、そこにいる素敵な方々、そしてその方たちから教えていただいたたくさんの学びは、じわじわと私の中に蓄積されました。
その財産を、地域プロジェクトに取り組むチームの皆に余すこと無く伝え、必要とあらばサポートもして、“モノサスと地域”のつながりをもっともっと広げていきたいなぁ、広げていってほしいなぁ、と思っています。
私自身は新年からガラッと方向性が変わり、また新たな領域のプロジェクトに挑戦することとになりました。こちらでもどんどんチーム内にもつなげていけるよう、新たなご縁をたくさんつくるぞと思いつつ、しばらくはあっぷあっぷしそうなので、まずは健康に気をつけようと思う本厄の2017年です。
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中庭 佳子 (デザイナー/ものさす編集長)
去年はものさすサイトの最初の1年。編集長という立場でたずさわらせてもらった私は、てんやわんやな1年でしたが、自分のこれまでの暮らしや仕事からは出会う機会のなかった人たちと出会えたり、思わぬところでつながりの輪を広げることができ、メディアのおもしろさを知ることができました。
今年は本格的に編集のお仕事をカタチにするべく、デザイン部からプロデュース部に編入します。とはいえ編集はデザインに似ていて(延長線上にあって)、これまでと大きくかけ離れた仕事だとは思っていません。
メディアがある種のコミュニティだとしたら、コミュニティをどうつなげ、あたためていくか、異質なアイデアやもの同士をどうつなげ、新しい価値や多様性を生み出していくか、そんな「編集デザイン」を考えるのが、今年の私の抱負で、社会との接続点(わた社)だと思っています。
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畠中 友香 (ディレクター/エディター)
私は大きく2つの業務を担当しています。
1つ目は企業に対してのイベントにおけるディレクション業務。2つ目はリーフレットやブローシャーのディレクションや編集業務。
それぞれ目的やターゲットも異なりますが、プロジェクトが目指す姿を実現させるために考えていきたいことの共通としてあるのは、プロジェクトが社会に対してどんなことをやっていきたいのか、自分自身が「行動」をすることで、一緒になって「コト」を起こしていくこと、です。
その起点としてイベントや制作物での情報の発信が物事を解決しようと考えている人たちをつなぐソリューションになれたらと思っています。
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上原 健 (ディレクター)
プロジェクトマネージャーとして「人々の可能性を広げる」きっかけづくりを。
2016 年に出会ったプロジェクト、 Field Hack を中心とした、テクノロジーと社会をつなげる仕事を通じて、人々がもつスキル・経験が活かせる幅の広さを実感してもらえることや、新しく発見できる機会をつくっていきたいです。まず大切だと思うのが、関わる人それぞれとフラットにつながること。そして、その人にとって価値のある経験はなにかをイメージすること。最後に、そのイメージと実態との整合性を取っていくこと。この 3 つの力をさらに高めるこで、人々(自分も含め)が新しいスキルの活かし方を発見できる瞬間にたくさん出会っていきたいです。
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藤原 まりえ (ディレクター)
自分たちの持てるものが社会を良くする、面白くすると信じて、その情報を世の中に発信したいという人を、ものづくりや、オンラインなどの総合プロモーションをすることで世の中とつなげていきたいです。
去年は某 IT 企業のなかで、SNS などのオンラインプロモーション、カタログやバナーなど制作物の企画進行管理、プレゼンのクリエイティブなどを担いました。
仕事の縁で地方に行くことがあり、一人ひとりが地域という社会づくりに参加していて、その社会を外にひらいているような町・人に会いました。昔からあったけど今また新しいと感じさせる地方の暮らしをもっと多くの人に知ってもらい何かのきっかけになればと思います。
教育関係の仕事では、今の時代の子の特性を否定せず、むしろ子どもたちに合わせた授業を設ければ可能性はぐっと広がることがわかりました。テクノロジーが大きなポテンシャルを持っていると思います。
自分のなかで少しずつ蓄積されてきた、ものづくりなどのノウハウや、気付きをつなげて、地域や人の可能性を広げるお手伝いをしたいです。
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大村 陽子 (ものさす編集部員)
神山ものさす塾二期生を経て、新年より代々木のモノサスで働かせていただくことになりました、大村です。ものさすサイトの編集に関わらせていただきます。
塾生としての半年間は、コーディングやライティングを学び、自然豊かな神山での生活を送るという特別な時間でした。
私がモノサスという会社に興味をもち、塾生として参加したいと思うようになったのも、フードハブ・プロジェクトや神山での塾など、普通の会社とは少し違う目線で、社会との関わりや「働く」ということを捉えていると感じたためです。
新年からはモノサスの「正直な今」をお伝えする側として、成長していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
※ 部長真鍋は、フードハブプロジェクトの食堂の準備で忙しいため、割愛。
もうすぐ、先日プレオープンした食堂「かま屋」についてのフレッシュな記事が届くはず!
みんなの抱負、清々しい!新しい可能性への想いが伝わってきますね。
今年もよろしくお願いします!