2017年03月07日
自分とは真逆のタイプ。ディレクター兼コーダーにいろいろ聞いてみた!
〜「こーだー x こーだー」菅野 x 田中 編〜
こんにちは、コーディングファクトリー部の菅野です。
突然ですが、コーディングファクトリー部内の気になるコーダーに、仕事の仕方や考え方などを聞いてみる企画を立ち上げてみました(勝手に?!立ち上げたので、不定期連載です)。
今回は自分とは視点もスタンスも真逆の田中にアタック!
なぜ田中が気になっていたかと言うと、私と田中とは「真逆」のタイプであるからです。同じコーディングファクトリーのコーダーと言っても得意なことはそれぞれ違います。自分はマークアップが大好きなコーダーなので名刺の肩書きはマークアップエンジニア(一応田中の先輩)。一方、田中はディレクション大好きなコーダーなので名刺の肩書きはディレクター。それぞれの得意分野が名刺にも出ています。
そして、
社交的な田中に対してオクテな私。
何事も積極的に取り組む田中に対して、いかに楽をするかを考える私。
教育にも熱心な田中に対して放任主義な私。
・・・あれ、俺ダメ人間じゃね?
とにかくそんな自分とは対極なコーダーの考えていることが知りたくて田中をチョイスさせていただきました。今回は田中に聞いてみたかった9つの質問を投げかけてみました。それでは参りましょう。
Q1.仕事楽しいですか?
田中
仕事好きですよ!自分の成果が目に見えてわかるところが良いですね。
菅野
へぇ〜、私やったった感を感じたいんだね。コーディング自体はどうなの?
田中
コードが瞬時にブラウザに反映されるところが好きです!
ちょっと色変えるだけでもテンション上がります!
菅野
じゃあディレクションは?田中はコーディングファクトリーで現時点では唯一のディレクターと言う肩書きを持っているけど?
田中
ディレクションの好きなところは、自分の思い描く通りに納品まで運べた時がすごい嬉しいですね。特に難しい案件ほど達成感が得られますね。
菅野
ドMだね(笑)
まぁ、わかるけど。
田中
たまらんです(笑)
そのためには工数出しや仕様確認なんかは徹底してやっています。後々の自分たちを助けてくれる材料になりうるので。
菅野
そういうところ、強かなところとかうちの若い衆にも伝えていきたいですね。
Q2.今チャレンジしてみたいことは?
田中
プロマネ!
菅野
おー、プロマネかぁ。具体的には?
田中
うちで過去にやった超大規模案件みたいなのがやりたいです!
菅野
おお!すごい。勇者が現れた!
田中
元々ディレクションをやってみたかったのは、コーディングファクトリーのリソースをうまく使って案件を回したいと思ったことがきっかけなんです。
将来的には児嶋さん(コーディングファクトリー部長)みたいになりたいんです。
菅野
次期部長を目指すと。
田中
そういうあれじゃないです(笑)
菅野
真面目に向いていると思うけどね。
Q3.田中といえば映画制作関係の学校出身だけど、どうしてWebの世界に?
田中
中学生くらいの時にサイト作ってたんですよ。ちょっと周りで流行った時期がありまして。
菅野
はやっ!
田中
周りの子はテンプレートとか使って作ってたんですけど、私はもっと自由に作りたかったので HTML 勉強しました。サーバーも借りて、CGI とかも作っていました。いまは全然できませんけど。すごかったんですよ、その時の私!あれがピークです(笑)
菅野
(笑)
田中
そんな下地があったので「何かを作る仕事を!」となった時にWebを選びました。
デザインのセンスとかもそんなにないし、コーディングとかならモノ作りできると。
菅野
前職はなんでしたっけ?
田中
前は携帯電話、スマートフォンを売っていました。
菅野
僕もスマホじゃないけど PC は売ってたよ。
田中
おーパソコンですか。難しいですよね!
菅野
うん。大変だった。特別 PC に詳しくはないけどね(笑)
そういう経験が今の仕事に役立っている時とかありますか?
田中
ありますね。お客さんと打ち合わせしている時とかですね。
お客さんにスマートフォンのことをわかりやすく説明をしようという経験がそのまま役立っているので、やっていて良かったと感じます。
菅野
僕もそうかもしれない。前職で PC 売っていたのが役に立っています。
ビジネススイッチの押し方を教わりましたね。
田中
なんですかそれ!?
菅野
ビジネススイッチというか、いわゆる仕事モード。
素の性格はやっぱこうどこかシャイボーイな感じで、あまり社交性はないと思っているんですけど、仕事の時間はやらねば!って割り切ることができます。
仕事中にシャイボーイかましてても良いこと何もないからね!(笑)
お客さんに何かを聞くのにも恥ずかしい!ってウジウジしてらんないしね。
田中
確かに(笑)
菅野
前職の最初の頃はPC買いに来たお客さんに自分からなかなか話し掛けられなかったんですけど、行かないと成果上がらないから。
田中
待ってても何にもならないですしね〜。
私も一番最初の仕事はずっと黙ってました(笑)
私、普段あんまり喋らないんですよ。喋らなすぎて怒ってんの?って周りから言われたりします。
菅野
えー!?コーディングファクトリーで一番おしゃべり好きだと思ってました。
田中といったらうちの元気印ですからねー。
田中
でも仕事中はトップギアでやっています!
菅野
なんかこの辺の経験は似てますねー
Q4.案件の進め方で自分なりのポイント、気をつけていることはありますか?
田中
ん〜。
菅野
3年やってきて、自分の中の勝利への方程式というか、やり方でも良いけど。
田中
過去に少しうまく行かなかった案件から学んだことなんですけど、お客さんからいただいた資料はきちんと整理することです。これ何の資料だろうっていうことを無くすように。
菅野
わからないことや不明瞭な部分をはっきりさせるんだね。基本だけど一番大事ですよね。
田中
私、机とかは汚いんですけど、パソコンの中はめっちゃ綺麗なんですよ!
しっかり分類してフォルダ分けしています。
菅野
へー、机は汚いのは認めるんだね。
田中
ちょっとずつは片付けています(笑)
菅野
まぁ、丸山くん(同じ部の班長コーダー)よりはマシだよね(笑)
PC 周りのセッティングとかこだわりはある?
うちのコーダーたちはそれぞれ自分のやりやすいようのカスタマイズしているけど。
高めにセットして、立ちながらコーディングしている人もいるよね。
田中
特にないです。キーボードとかもほぼほぼ貰い物だし、PC のスペックをちょっとあげるくらいですかねぇ。あ、でも画面は 2つないとですね。
菅野
逆にすごいね!どんな状況でも対応できるってことだね。僕なんて自分のカスタマイズされたPCじゃないと、ダメですね。もうポンコツだと思います(笑)
田中
でもそういうの大事だと思いますけどね。あとMacはちょっとだけ苦手です。ウィンドウを全画面表示して詰んだことあります。
菅野
詰むって何だ(笑)
Q5.昨年、一時大阪で仕事してたことあるけどどうだった?
田中
2ヶ月くらいですね。
菅野
自分から手を挙げたんでしょ?
田中
はい。もうこれ行かんと埒があかんと思って。
菅野
これ、素晴らしいですよね。
フットワーク軽いな〜。
でもこれ自分の地元が大阪だったから?例えば北海道でも行った?
田中
行きましたね。1ヶ月以上全然進んでいなくて待ちの状態だったのでこのままだと何も納品しないで終わるっと思っていたので。
この案件の1個か2個くらい前の案件でも同じようにあまりうまくいかないことがあったんですが、現地に乗り込んだことでうまく回り始めた経験があったので、今回もいきましょうって児嶋さんに提案しました。
Q6.外部のセミナーにすごい参加しているって聞いたけど、どうして?
田中
行き始めたきっかけは同じコーディングファクトリーの松原さんがそういうのにすごい参加していて、私も行かなきゃまずいなって思ったことですね。
私、本を読むことが苦手で。小説とかは読めるんですけど、技術書とか仕事の本を読むのがかなり苦手で、読んでいても全然頭に入ってこないんですよ。
でもセミナーの講師はわかりやすく話してくれるし、自分がわからないこととかも質問できるし、一緒に参加している周りの人とかとこういうことですかねって確認し合えるのが良いですね。
菅野
やっぱり根っこでは会話が大好きなんだね。
ちなみに今までどういった種類のセミナーに参加しているんですか?
田中
Webディレクション系とか、あとTWDWとかは2年連続で参加しています。
あと、この間いったのが「LEGOで学ぶクリエイティブ思考」ってやつです。
菅野
LEGOで学べるの!?
田中
はい。超面白かったですよ。
大人いっぱい集まってLEGO作ってました。
破壊的イノベーションを考えると。
菅野
破壊的!?穏やかじゃないね。
田中
とりあえずLEGOで何か作ってくださいと言われて、私はただただ長い棒を作ったんですよ。他の皆さんはちゃんとしたものを作ってましたけど(笑)
次に、これを何かに役立てるために使うとしたら何に使いますかと言われまして・・・。
菅野
ただの棒を?(笑)
田中
はい、棒を(笑)
なので、家電と連動させてえいっ!とやったら灯りがついたり、動き出すみたいなものに使うということにしました。
菅野
万能リモコンかな。魔法のステッキみたいだね。
田中
はい。先にモノを作ってから用途を考えるというのがクリエイティブ思考だそうですよ。
菅野
へ〜、面白い考え方だね。直接コーディングとは関係なさそうに見えるけど色々な視点で物事を考えるという点では視野が広がって良いね!セミナーも良さそうだね。
僕は逆で本は大丈夫なんだけど、セミナーはちょっと苦手なんですね・・・。
田中
え〜なんで苦手なんですか?
菅野
まず、知らない大人たちと一緒に参加するっていうのがちょっと苦手です。
なぜかビジネススイッチが入らねくてね、内に秘めたるシャイボーイが顔出してきちゃうんですよねー(笑)
あと、自分で調べたり、実験したりするのが好きなんだよね。
やっぱりちょっと逆なんだね。
Q7.昨年から班長になったけど、何か変わったことはある?
田中
今までは面倒みてもらう側、管理してもらう側だったのが、立場が少し変わって今は聞かれる側にもなったので会社のことをちゃんと知るようになりました。数字とか仕組みとか。
菅野
へー、そうなんだ。
田中
数字に関してはそれ以前も一応みてはいたんですけど、自分の分だけでした。それが今はコーディングファクトリー全体でも気にするようになりました。
菅野
なるほどね。
人に教えるのはどうなの?
田中
私、人に教えるのが苦手なんですよ。全然だめ。教えたいという気持ちがあるんですけど、どうやって伝えたらいいのかよくわらからなくて・・・。
菅野
そんな風にはみえないけど。
田中の良いところの1つにすごく「話しかけやすい雰囲気」っていうのがあります。
いつもニコニコしているし、良いのか悪いのかはわからなけど、みんなからイジられているし(笑)
僕とかにはそういうのあまりないしね。やっぱりどこか遠慮されてしまうのかなっていうのがあるから、少し羨ましくはある。社内だけではなく、お客さんからもそうだと思うし、良いよね、その属性!
田中
めっちゃ褒められてる(笑)
菅野
何気に田中のことは尊敬している部分が結構あります。対極というかタイプがちょっと違うから、自分にないものをいっぱい持っていると思うし。
田中
それは私も同じことが言えますよ!
菅野
まー、みんな何かしら尊敬できる部分はあるってことだよね。
Q8.辞めたいと思ったことある?
田中
ないですね。
菅野
おお!ない?正直でいいんだよ?
田中
いや本当になくって。
失敗してすごく落ち込むことはあったりしますけど、ここで辞めて穴を空けてしまったら、その穴を誰が埋めるんだって考えます。それって責任を果たせてないと思うんですよね。
前にうどん屋で働いていたときに、他のバイトの人が急に来なくなって。いわゆるバックれですね。そのとき店長が言っていたんですけど、「そういうことは自分の歩ける世界を狭めることだからそういう行為は絶対するなよ」って教えられました。
菅野
うどん屋の人、かっこいい!!
だから失敗することがあってもそれが理由で逃げるようなことはしたくないってことなんだね。かっこいい生き方だ!
じゃあコーディングファクトリーに入って良かったことは?
田中
いや〜良い人たちに巡り会えました!はっはっは!(笑)
ここに入るまで社会人経験があまりなくて、ここにきて初めて社会人として至らなさをボコボコにしてくれた皆さんに感謝です。
菅野
(笑)
田中
言ってくれるって良いですよね!
先輩に会議室で2人きりでボコボコに言われたこともありました。ちゃんとやりなさい!と。
自分でもそろそろちゃんとしたいなって思っていた時期だったのでそういうことを言ってくれる人がいて有り難かったです。ただ怒るんじゃなくて、ちゃんと教えてくれました。
Q9.最後に言っておきたいことある?
田中
みんな頑張れ!はっはっは(笑)
対談後・・・
田中、成長したなぁと改めて感じました。 入社間もない頃は何をするにも落ち着きがなく、内心ヒヤヒヤする場面もありました。 それが今では同じ立場(班長)になり、社内で勉強会を主催したり、色々な場面で仕切り役を任されるなど積極的に活動をしています。当然、案件もブンブンぶん回しながらです。田中すごい!
田中よ、これからもよろしくね。
田中が来てくれて本当に良かったと心から思ったのでした・・・。