2017年03月22日
初出張はタイ!ふんわりさんに見えてしっかり者。
品質管理部・舟山香苗がMVPを受賞した理由
品質管理部の部長でもある柵山です。こんにちは。
今月のMVPは品質管理部の舟山香苗です。
モノサスの品質管理部は、東京だけでなく徳島県神山町のサテライトオフィスや、モノサスタイランド(モノタイ)で制作されたサイトの品質を担保するために、制作者とは別の目線で制作物のチェックを行っている部署です。
ここで「チェッカー」として日々業務をこなしている8名のメンバーの1人が、入社4年目を迎える舟山です。
今回、彼女がMVPに選ばれた大きなポイントは、突然決まったタイ出張でのミッションをまっとうし、自身の成長にも繋げたこと。
「より円滑に効率よくチェックを進める」をミッションに、モノタイとのルールの再確認や、定まっていないあれやこれやを整え、周知してきてくれました。
なぜ突然、タイに行くことになったのか
最近の舟山は任される業務の幅も広がり、今は「モノタイ案件のチェック窓口」を担当しています。
モノタイで制作される案件について、チェックする制作物の量や制作の進捗把握をしつつ、国内案件とのリソースを調整することが主な業務ですが、当然自分自身もチェッカーとして動いています。
また、案件を進める事にまつわる全てが業務範囲でもあるので、チェックを依頼する際のルール、共通して使用する書類の整備など幅広く担当しています。
ハングアウトのようにビデオ会議ができるコミュニケーションツールがあるとはいえ、タイと代々木。物理的に離れていることで、伝わりにくいことや分かりにくいことは多々あります。
タイでの状況を一番把握している舟山だからこそ強く言いにくいこともあったり、でも代々木でチェックをするメンバーが困らないようにしたい、タイの制作メンバーにも負担がかからないようにしたい…そんな思いを持っていることが日常の発言の端々に見え隠れしていました。
そこで、「いっそのこと顔を合わせて、短い時間でガッと決めてきたらどうだろうか」と提案したのが、今回のタイ出張のきっかけでした。
実際のところは、
「タイ行かない?」
「行きますー!わーい!」
という、この程度のやり取りでタイ行きがあっさり決まってしまい、自分で提案しておいてなんですが、あまりにも二つ返事だったので、正直こちらがドキドキしてしまい「ご、ご、ご両親に確認してから最終決定にしようね」とかっこ悪い感じになったものです…。
タイでの彼女のミッションは?
ということで、突然決まったタイ出張(土日を挟んで5泊6日)への準備は短期決戦。
繁忙期に乗り込むので、一日の中で打合せに取れる時間は、せいぜい1~2時間です。
限られた時間を有効に使うために、品質管理部のリーダー、サブリーダーを交えて、現状抱えている問題やタイにお願いしたいことをまとめた「打合せリスト」を作るところからスタートしました。
まず大項目として
- 話し合ってくること
- 伝えてくること
- 聞いてくる / 確認してくること
- 決めてくること
- その他
を決めて、中項目小項目へ落とし込み、最後に優先度を決めて完成です。
文字にすると簡単ですが、数回の打合せを経て確定した小項目の合計は、最終的に30個以上。全部やりきれないかも…という不安が出てきたりもしましたが、せっかくの機会を無駄にしないよう事前準備はしっかり行いました。
目を見張るほどの、大きな成長へ
そんな準備の段階から、既に舟山の変化は見えてきました。
最初は若干受け身だった姿勢が、どんどん自分ごとになってきたのでしょう。しっかりと考え自分の意見を言ってくれたり、資料まとめも積極的に行ってくれたのです。
そして、短期間で準備を終えて現地でのスケジューリングも済ませて、いざ渡航。ただ、どんなに準備を整えていても、実際現地に入ってみると予定通りに物事は進みません。繁忙期ですから。
カレンダーを見れば現地での打合せ時間は分かりますが、常に見張っている訳にもいかないこちらとしては、時々飛んでくるチャットワークでの質問にタイムリーに返事することもできず、一日の終わりにもらう日報や報告書で「打合せリスト」の進捗を確認するのが精いっぱいでした。
そんな中で、「今できる事は何か」を主体的に考え、現場の状況に合わせ、臨機応変に優先度を調整してくれた姿には、モノサスタイランド取締役の宮川も「ミーティングはバッチリでしたよ」と太鼓判。
出張から帰ったあとの報告会の内容も、しっかり的を得たもので、短い期間での大きな成長には目を見張るものがありました。
本当におめでとう!
舟山がタイにいる間に一度、ハングアウトを繋いで顔を見ながら打合せを行ったのですが、しっかりやっている彼女を見たサブリーダーの川口は胸が熱くなったそうです(笑)。
代々木での通常業務とは全く違う頭を使ったので、本当に大変だったと思います。
それでも、期待以上の動きをしてくれてとても嬉しかったです。
やっぱりやれる子だった!
気持ちよく送り出してくれた品質管理部の仲間たち。
忙しい中で迎えてくれたモノタイの仲間たち。
みんなのおかげで、舟山香苗は新しい成長期に入りました!
MVP受賞コメント
MVP、ありがとうございます!
いつも画面越しにしか接することの無いモノタイの皆さんが、どんな環境で、どんな雰囲気でお仕事をしているのか以前から気になっていました。
タイ出張、現状抱えているもやもやを解消できると思い、即決しました。
そして何よりも、直接お会いして同じ空間で一緒に時間を過ごしてみたいなと思っていたので、タイ出張が決まったときは「わーい、やったー!」とすごく嬉しかったです。
実際、現地でモノタイの皆さんには本当に良くしていただきました。数日ですが毎朝出勤が楽しみで、セットしたアラームが鳴る前に飛び起きていました。
行く前も忙しかったですが、現地でも忙しくて。
ミーティングの報告書作成時、「疲れた、このくらいでいいか。」と何度か妥協しそうになることもありました。そんな時によぎるのは品管メンバーの存在。胸を張って帰れるよう、妥協はだめだと奮い立たせ、取り組みました。
帰国後、「お帰りなさい!」と向かえてくれた品管メンバーには本当に感謝しています。
そして、良い機会をつくってくれたモノサスにも感謝しています。
品質管理部は個人で案件を抱えているわけでは無いため、他部署に比べてスポットライトを浴びる機会はほとんどなく、縁の下の力持ちのような存在です。
今回のMVPで、少しでも品質管理部注目していただけたかと思うと嬉しいし、メンバーみんなにとっても良い刺激になればいいなと思います。
舟山 香苗