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Jun,2017
ものさすサイト事務局
投稿者:ものさすサイト事務局

2017年06月19日

雨にぴったりの曲で気分を変えて
〜ものさすスタッフ6人が選んだ雨の日に聴きたい曲〜

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投稿者:ものさすサイト事務局

「梅雨」にはいりましたね。

雨が何日もつづくと、ゆううつになることもありますが、
雨の日は、少しだけ時間の流れが変わるような、ちょっとした非日常でもある気がします。

そんな雨の日に、雨にぴったりの音楽を聴くと気持ちが変わったり、雨の降る1日を楽しむことができたり。そんな経験はないでしょうか?

今日は雨の日におすすめの音楽を、音楽が好きなスタッフに教えてもらいました。
 

いつ晴れるかはわからないけど、「今は雨が降ってるんだよね」という想いで聴きたい 
サニーデイ・サービス『サニーデイ・サービス』


松原 恵 (ディレクター)


サニーデイ・サービス 『サニーデイ・サービス』 ミディ (1997/10/22)( Amazon

アルバムの中に「雨」という曲が収録されているというのもあるんですが、
サニーデイ・サービスというバンドに対して「雨」というイメージを強く持っています。
気持ちが晴れる前の、理由はわからないけど鬱陶しいような、雑然とした様子っていうか。
で、まさにこのアルバムがそのイメージにピッタリなんです。

という風に言うと、聴いてるうちにイライラしてくるんじゃ…と思われてしまいそうですがw
そうではなくて、自分の抱えてる「雨」のような気持ちに同調して、すーっと浸透してくる感じです。
この後、いつ晴れるかはわからないけど、今は雨が降ってるんだよね。という想いで聴きたいアルバムです。

収録曲
1. baby blue  2. 朝  3.NOW  4.枯れ葉  5.虹の午後に  6.Wild Grass Picture  7.PINK MOON  8.星を見たかい?  9.雨  10.そして風は吹く  11.旅の手帖  12.bye bye blackbird


現代音楽を小雨の神社で
武満 徹『雨の樹素描Ⅱ - オリヴィエメシアンの追憶に- 』


濱端 誠 (デザイナー)


 演奏:福間洸太朗  作曲:武満徹 『武満徹:ピアノ作品集』 Naxos  (2007/8/1)( Amazon

現代音楽の作曲家、武満徹さんの曲を選びました。
「雨の樹素描」は2部作で、今回紹介するのは作曲家のオリヴィエ・メシアンが亡くなったときに作曲された、2作目のものです。

この曲は不協和音が美しくて、音の余韻が楽しめます。
余白もあるので、雨の音が入ってくるとよりいい感じになって、
日本の雨を表現したようだなと思っています。

ちょっと変わっていますが、この曲を神社で聞くのがおすすめ。
僕は御朱印集めが趣味で、神社によく行くんです。
神社はどんよりしてる時のほうがきれいだなと思っていて、
小雨をねらって行きます。
雨の日は人も少ないし。
この曲と雨の音を聴きながら、穏やかな時間を過ごすとリラックスできるんです。

武満徹の曲は世界観があって、一瞬で心を鷲掴みにされる、
説得力のある音なんです。
ぜひ聴いてみてください。


今日は雨だし、なんにもしなくていい日です。
くるり『ばらの花』   


降旗 ゆかり (マーケティング部)             


くるり 『ばらの花』 ビクターエンタテインメント (2001/1/2)( Amazon



「雨」というお題に、すっかり忘れていた「くるり」の歌を思い出して、十数年ぶりにCDを引っぱり出してきました。

「雨降りの朝で今日も会えないや…」という悶々とした歌い出しなのに「安心な僕らは旅に出ようぜ 思い切り泣いたり笑ったりしようぜ」で終わる、不思議な解放感も感じさせてくれる歌詞が好きです。

たとえば休みの日、朝から雨だし今日はずっと部屋にこもって過ごそう、そんなときに聞きたくなります。




雨が地に染み込むように、詩が心に染み入る一曲
作詞:八木重吉 作曲:多田武彦『雨』 


村上 伊左夫  (品質管理部 リーダー)


『日本合唱曲全集「雨」多田武彦作品集』 日本伝統文化振興財団 (2005/10/21)( Amazon

大正時代の詩人・八木重吉の詩に、作曲家の多田武彦が曲を書いたものです。
男声合唱をしている人にはおなじみの曲で、思い入れのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この曲は無伴奏の男声合唱で演奏時間は3分ほど。始終、詩と同じく厳かな(重厚さや荘厳さとは違う)ハーモニーの静かな曲調で、途中テナーソロがあります。

私自身はあまり歌ったことはないのですが、大学時代、先輩たちの演奏を聞いていました。
耳を傾けていると雨が地に染み込むように、詩が心に染み入るような気がします。静かな雨の降る日には心の中で反芻したい曲です。


恵の雨を讃える音
Nina Simone 『I Think it's going to rain today』


大村 陽子  (編集部)


ニーナ・シモン 『And Piano! 』 RCA (2001/11/8)( Amazon

ピアノを弾きながら歌うニーナ・シモンは
主に1950年代後半から90年代に活動した、アメリカのシンガーです。

ニーナ・シモンは、聴く人をぐぐぐっと
その世界に引き込む力があると思うのですが、
この曲は特にイメージがふくらみます。

曲のはじまりは降り出した雨音を室内で聴いているような静けさですが、
最後は土砂降りのお天気雨を外で見ながら恵の雨を讃えているような。
もしかしたら、空には虹がかかっているかも。
そんなイメージが広がる曲です。


雨の日も楽しんで

雨の日に聴きたい音楽、いかがでしたでしょうか?
雨に浸っていくような静かな曲やドラマティックなものまで。
「雨」の捉え方も人それぞれでした。

他にも数人のスタッフに話を聞いたのですが、
雨の音のCDを聴きながら眠ることもあるというスタッフも。
確かに、雨音そのものもリラックス効果がありますね。

いつもの「雨」も音楽があることでちょっと違う気分になれる気がします。
また違うお題で音楽特集ができたらと思います!

この投稿を書いた人

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ものさすサイト事務局(ものさすさいとじむきょく)

メンバーや関わる人たちといい血行をつくるには?いい仕事をしていくために、関係性を深めるには?を考えながら、モノサスの人や仕事を紹介しています。事務局メンバーはだいたい5人くらい。食べること好き多めです。

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