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22
Jun,2017
眞鍋 太一
投稿者:眞鍋 太一
(代表 )

2017年06月22日

今月のMVPは「ぽん」っとひとつ抜けた、
プロデュース部の畠中友香。

今月のMVP

眞鍋 太一
投稿者:眞鍋 太一(代表 )

こんにちは。プロデュース部 部長の真鍋です。
今月のMVPは、畠中友香が受賞しました。

私も部長歴はまだ3年ですが、フードハブ・プロジェクトの立ち上げなどもあり、かなりの人数のメンバーと仕事をするようになりました。(人を増やすのは得意です、笑)
そんな中で一番嬉しい瞬間は、キャリアの方向性を模索していたり、伸び悩んでいるメンバーが、「ぽん」っとひとつ抜けた感じがある時です。そういった瞬間に立ち会える良さが、マネージャー職の醍醐味とも言えるかもしれません。

今回、MVPを受賞した畠中は、入社からまさに悩み続けた1年だったと思います。

畠中は、某複合機メーカーのサービスデリバリーマネージャーを経て、編集や物書きの仕事がしたくて転職を決意。大手出版社とモノサスでの仕事について数週間悩んだ末、昨年のゴルデンウィーク明けにモノサスに転職してきました。

大きな出版社を断ってまで、小さな会社であるモノサスに入社を決めた理由は、

モノサスの方が色々な経験ができそう。
(でも編集、物書きの仕事は絶対やりたい)


というものでした。

モノサスはコーディングなどのWeb制作を軸にした会社ですが、私たちプロデュース部ではWeb以外の業務も幅広くおこなっています。

クライアントのイベントの企画・運営をはじめ、カタログやリーフレットなどのグラフィックツールの編集・制作、映像の企画・制作ディレクション、そして、Webサイトの企画・制作から、SNS運営など。(この「ものさすサイト」の企画・運営も担っています。)部長は地方でわけのわからない農業の会社を立ち上げているし(笑)いわば、プロデュース部は “なんでもやる制作チーム”という感じです。

彼女の採用を決めようとしていた頃は、私たちが関わる Google・BtoBのチームの Google Atmosphere Tokyo 2016 (2017年からは Google Cloud Next '17 in Tokyo )という、年に一度の大規模なイベントをサポートするチームメンバーを探していた真っ只中でした。

編集を強く希望していた彼女でしたが、制作という観点から見ると、例えば「結婚式」と同様に様々な物事が凝縮されているのが「イベント」であり、『それも編集だよ』という私の考えで、畠中はモノサスにほぼ出社することなく、Google に送り込まれたのでした。
 

送り込まれた先での苦悩。
ぶつぶつ言い続けた約1年。

Google Cloud チームをまとめる上村によると、

ある程度のことは器用にこなせる地頭の良さがありながら、それでも自分のスキルで対応できないことが発生したときに、いろんな人にお願いをして、快く協力してもらえるようなコミュニケーションを取れる能力に長けている。また、石橋を叩きまくるタイプなので、大きな失敗を未然に防ぐことができる。

というのが彼女の特徴だそう。

送り込まれた先でも「やるべきことは、やりきる」。
アサインされたプロジェクトでは、クライアントからの信頼も得て、当初から高いレベルでプロジェクトを推進してくれていました。

一方で、もともと編集の仕事を志望している畠中としては、面談や事あるごとに「自分がやりたい編集の仕事にアサインしてほしい」と何度も話していました。モノサスをやめたいとは言わないまでも、自分の仕事に対する向き合い方がある程度はっきりしているので、自分が置かれる現状と望んでいる環境のギャップに戸惑い続けた日々だったと思います。
 

働く環境を整えるということ。

そんななかで、彼女が「ぽん」とひとつ抜けた要因はいくつかあるように思います。

  1. 超ヘビー級、でも自分がやりたい編集系のプロジェクトをまかされて、見事にやり切って評価されたこと。
  2. チームリーダーに先輩の上村がアサインされたことで、仕事の内容と成果がみえやすくなったこと。
  3. やりたい仕事の方向性に配慮してもらえる関係性を、クライアントと築くことができたこと。

1と2に関しては、よくある話だと思うのですが、3の「クライアントからも配慮してもらえる」ということは、そうある話ではないと思います。
(Google という会社の特徴でもあるかと思います)

畠中を含むチームがサポートした「 Google Cloud Next '17 in Tokyo 」というイベントでの、プレゼンテーションのひとコマにこんな言葉がありました。

「イノベーションは、一人の天才からうまれるのではない。
 イノベーションは多様な人材で構成されるチームの力を最大化してこそ生まれる。
 そのために、自律的な働き方を実現するための文化が重要。」

その自立的な働き方を実践するための文化を支える最も重要なファクターが「1. サイコロジカル・セーフティー(心理的安全性)」だそうです。

ここで、その話を書き始めると長くなってしまうので割愛しますが(詳しくは、単行本『ワーク・スマート - チームとテクノロジーが「できる」を増やす』岩村 水樹 (著) をぜひお読みいただきたい。)Google という会社では、社員や外注など分け隔てなく、プロジェクトの小さな成果を、自分たちのチームメンバーとして細かく直接ほめます。そうすることで、チーム内での心理的な安全性を確保しているのです。


チームの中での心理的な安全性。Google でプロジェクトをご一緒させていただいているチームリーダーの方が、まさにこれを実践してくださったことも大きいと思います。
Google のすばらしい企業文化にも背中を後押しされて、彼女自身も自分の能力を最大限活かすために環境を改善しようと努力した。
その成果と成長の結果が、今回のMVPに繋がったんだと思います。

これからも、多少のぶつぶつはありつつも(笑)、今回得た「自律的な働き方」で、多様なチームメンバーと協力して、モノサスにもイノベーションを起こしていってもらえたらと思います。MVP受賞、おめでとうございます!

MVP受賞コメント

MVPありがとうございます。

私はモノサスとして Google に常駐し仕事をさせて頂いているのですが、この3ヵ月は 6/14-15に、開催された Google Cloud の基幹イベントである Google Cloud Next ’17 in Tokyo に向け、とにかく突っ走ってきました。
イベントで配布する Google Cloud のブローシャーの製作ディレクションやライティング、また、Google Cloud Next '17 in Tokyo でご登壇されるお客様の Case Video(事例映像)制作やエグゼクティブイベントのディレクションなどを担当してきました。

日々任せて頂いたプロジェクトに向って試行錯誤し、こぼさないようとにかく必死で進めてきたため、これと言って大層なことを成し遂げた訳でもなく、MVPの受賞で名前を呼ばれた時は全く予想しておらず、嬉しい気持ちの前に申し訳なさすら感じました。

モノサスに入社し丁度1年程になるのですが、昨年入社して初めて携わったのもこのイベント(Google Atmosphere Tokyo 2016)でした。

今年のイベントが終わり振り返ると、自分へ任せて頂ける仕事の幅や質は大きく変化し、またやり遂げられたのではないかと、ちょっとだけコッソリ胸をはりたい気持ちも見え隠れしていたりします。

それもこれも、これからの自分の人生、仕事とどう向き合っていきたいか、どんな仕事をしていきたいか、という私自身の考えに部長の真鍋はじめチームメンバーや Google で一緒に働くみなさんが耳を傾け働く環境を整えてくれたおかげだと思っています。

まだまだ反省点や課題は目白押しなので、ひとまず脳みそを空っぽにリフレッシュした後、気持ち新たに課題に向き合い、こらからの自分の成長に繋げていきたいと思っています。 本当にありがとうございました。      

畠中友香

この投稿を書いた人

眞鍋 太一

眞鍋 太一(まなべ たいち)代表

Monosus Inc. 代表/Food Hub Project Inc. 共同代表 支配人/Nomadic Kitchen 支配人。愛媛県出身。2014年3月より妻子と共に徳島県神山町に移住。社会とつながり「暮らすように働く」ことを企業の価値づくりに役立てるべく家族と友人を実験台に検証中。2016年4月より中山間地域の農業を次世代につなぐFood Hub Project Inc.を、神山町役場、神山 つなぐ公社、モノサスと共同で立ち上げ、支配人を務める。レストラン The Blind Donkey を運営するRichSoil&Co.の役員も兼任。

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