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Nov,2017
川村 哲平
投稿者:川村 哲平
(Webディレクター)

2017年11月14日

僕の一押し!
ローカルタイ飯セレクション ベスト5

仕事と暮らし・タイ

川村 哲平
投稿者:川村 哲平(Webディレクター)

モノサスタイランドの川村です。私、タイに移住して早5年。
タイの食文化にも慣れまして、近頃ではすっかりタイの味覚になってしまった気がします。

タイに訪れたことのある人ならご存知かと思いますが、タイは屋台文化の根強い国。
街を歩いていると、実に多様な料理に出会える為、僕自身、未だ飽きることなく心踊らされる日々。

でも最初は、そもそもなんという名前の料理なのか、中に何の材料が潜んでいるのかも分からず、手を出せない料理も多かったのも事実。
そんな中、数々のトライ&エラーを繰り返し、自分のフェイバリットが見つかってきましたので、この場を借りてベスト5と銘打ち、一挙公開させていただきます!

ド・メジャーなタイ料理ではつまらないかと思い、若干マイナーめなセレクションをご紹介させていただくことにしました。

紹介する屋台は、以下の5つの場所にあります。

それでは行ってみよう!
 

ソムタムプーパラー

まずはソムタムプーパラーから。
これはタイ料理の中でもだいぶ日本人からの知名度も高い食べ物ではないでしょうか。
ソムタム。ですね。簡単に説明するとパパイヤサラダです。
もともとはラオス発祥の料理のようですが、周辺各国でも似たような料理は存在するんだとか。でもタイ語での呼び名「ソムタム」で世界的に広く認知されているらしい。
ちなみにラオ語だと「タムソム」と言うらしい。なんか近しいですね。

一般的に日本人の皆さんに認知されているソムタムは「ソムタム タイ」というものです。

主要な材料は

  • パパイヤ
  • チリ
  • ガーリック
  • 乾燥エビ
  • ライム
  • 砂糖
  • ナス
  • トマト

といった感じでしょうか。

今回セレクトしたのは「ソムタム」+「プーパラー」。
こちらは日本人にとってなかなかマイナーなソムタムです。

普通のソムタムタイと何が違うかっていうと、まず塩漬けのカニ(タイ語でプー)が入ってる。
そして、(めちゃ)臭いんですねえ。

どんなもんかというと、例えばモノタイでは夕暮れ時になると、類さんが近くのソムタム屋からよくソムタムプーパラーを買ってきたりするのですが、袋を開けた途端、社内が一瞬「ざわ・・・」ってなる感じです。
僕も袋が空いたら極力早く帰るよう心掛けています。

このにおいが、「パラー」というヤツの仕業なんです。
パラーは何かというと、魚と米糠と塩を壺の中で最低6か月くらい発酵させてつくる。
とWikiに書いてありました。そりゃあ臭いわけだ。

でもこのパラーがいい味を出しているんですね。
値段は相場で40-60バーツ程度ではないでしょうか。

おススメのお店はタイのBTS Wongwianyai駅のすぐ近く。BTSというのはバンコクスカイトレインのことで、渋滞の多いバンコクを移動する上では欠かせない乗り物となっております。
モノタイの Tong君も太鼓判を押すお店!店の名前は”バーン ドン ノーイ”。

店名:Baan Don Noi(バーン ドン ノーイ)
最寄駅:BTS Wongwianyai駅
住所:78 Thanon Krung Thon Buri, Khwaeng Bang Lamphu Lang, Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon 10600

次行ってみよう!
 

スーパーカーガイ

いきなり写真から行ってみましょう!

初めて食べる前は偏見を持っていました。
こんな可愛いお手手をいただくなんて。
日本人に限らず、西洋人にとっても、ここまで露骨な鳥の足の料理というのはなかなか馴染みがないようで、警戒される料理としても(悪)名高い!?一品となっています。

でも一度食べたら病みつきになります。
口に入れた瞬間、まずはふんだんに使われたライムの酸味がファーストインパクト。お次に鳥のエキスの旨味が広がってきた後に、強烈な唐辛子の辛さがやってきます!

もう…辛いというか痛いですね。食べる前に必ず近くに飲み物を用意しておきましょう。ビア・シン(タイで広く一般的に飲まれるビールの代表といえばこれ!)との相性も最高なんだな、これが。

ただし、唐辛子の数が半端じゃないので、翌日の"お腹"の覚悟が必要です!
注文するときに辛くしないで(ペッ・ノーイ)と伝えておくと良いかも。

なんで名前が”スーパー”なのかというと、20年くらい前、スーパーマーケットの近くのお店から発祥しているのだとか。
(タイ版2チャンネルのパンティップというサイト調べ)

ホントかよ!ってかどうでもいいなこの情報…

はい、おすすめの店はこちら!
BTS Surasak駅の近くにあるイサーン料理(タイ北東部の料理を総称してこう呼ぶ)屋さんの「ラーブ・ウボン(Laab Ubon)」。

ここはモノタイ女子社員もフェイバリットにあげる有名店です。店内ではスピーカーから大音量でイサーン地方の音楽が楽しめる最高のロケーションです!

店名:Laab Ubon(ラーブ・ウボン)
最寄駅:BTS Surasak駅
住所:251/6 Sathontai Khwaeng Yan Nawa, Khet Sathon, Krung Thep Maha Nakhon 10120

次!

 

ガポパー

続きましてはBTS Krungthonburi駅付近。
帰り際の人々をターゲットにするおばちゃん屋台です!
何やら釜の中に”とろり”としたものを仕込んできていますね。

あんかけ風のスープに見事に絡み合う、魚の浮き袋とウズラの卵が魅力的!
その名もガポパーです!

主な材料です。

  • ガポパー(魚の浮き袋)
  • ウズラの卵
  • 血の塊(豚or鳥)
  • パクチー
  • パクチーの根っこ
  • タケノコ
  • 醤油
  • 胡椒
  • 砂糖
  • デンプン
  • ビーフン

店によってレシピは異なりますがビーフンの入っているバージョンがおすすめです。
お好みでジクジョー(黒米酢)をいれるとGOOD!

あっさりとスープ感覚で食べられて、汁物好きとしては是非、一週間の屋台飯ローテーションに加えたい一品です。大体40バーツくらいで食えると思います。

おばちゃん屋台の出没エリアはこの辺です!

店名:不明
最寄駅:BTS Krungthonburi駅
住所:126/2 Thanon Krung Thon Buri, Khwaeng Bang Lamphu Lang, Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon 10600

次!
 

タプティムグロップ

タイ・スイーツ!お菓子編!

タイのお菓子って言ったら何が思いつきますか?
カオニアオ・マムアン(マンゴーと甘いもち米)とかですか!?
あれもうまいですねぇ。

僕のオススメはこちら!タプティムグロップ。これも結構有名ですかねぇ。

タプティムが「ザクロ」ですね。
グロップ、これは「シャキシャキ、カリカリ」な感じを表すタイ語。

食された事がある方はお分かりかもしれませんが、実際にはザクロは使われていなくて、Water Chesnuts(シログワイ)をタピオカ粉と赤い着色料でコーティングしたもの。見た目がザクロっぽいところが名前の由来となっているようです。

見てください、この宝石のような真っ赤な実を!そして確かにシャキシャキな食感がGreat!

それを甘いココナッツミルクと、氷と共に器に入れ、若干氷が溶けかかった頃、甘さがマイルドになったくらいで食す!このお菓子を生み出したタイの先人にリスペクト!

一応分かる範囲で食材を。

  • water chestnut(シログワイ)
  • 着色料
  • タピオカ粉
  • 砂糖
  • ココナッツミルク

おすすめのお店はまたまたBTS Wongwianyaiエリアから!その名も「タプティムグロップ」そのまんまの名前ですね。一品のみで勝負しているんだという潔さを感じます!

店名:Taptim Krob(タプティムグロップ)
最寄駅:BTS Wongwianyai駅
住所:188 Lat Ya Road, Khwaeng Khlong San, Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon 10600

華僑系っぽいおじちゃんが経営する有名店です!タプティムグロップ一袋で40バーツ。

次!
 

ムーピン&ガイヤーン

最後は、タイの国民的屋台料理の定番。
「ムーピン&ガイヤーン」です!
ムーは「豚」、ピンは「焼き」。
ガイは「鳥」、ヤーンも「焼き」。

まあ要するに、名が体を表す肉の串焼きのことです。一本10バーツからの手軽さ!

最近ムーピンの作りを勉強中の日本人曰く、味の秘訣はナムチム(タイ語で漬けタレの意味)にあるという。いろんなオリジナルレシピがあるようですが、パクチーの根っこをタレに入れるのがポイントなのだとか。確かに独特の風味があるんですよねえ。

どこのお店をご紹介しようか迷いましたがすごいところを見つけました!

BTS Silon駅を降りて”Silomソイ6通り”に入りさらに奥まった路地に辿り着くと・・・
なんかすでに盛り上がってます!

お兄さんたちが運営する屋台、その名も「ピシット・ガイヤーン」!

幅広いセレクションがおすすめ!外に座れる席と近くにセブン-イレブンもあるので、セブンでビール買ってここで一杯やっちゃう人々もちらほら。

豚、鳥、内臓系まで豊富なセレクションにただただ脱帽。

そしてこのお店の何がヤバいかって、新鮮な野菜が食べ放題なのと、ナムチムの種類が半端じゃない!

トレイに入った野菜は食べ放題。なくなってもどんどん追加してくれます。

もう何が入ってるのか全然分からないナムチムたち。どれも美味。
客全員が思い思いにムーピンや野菜を器につけて食べるというシェアスタイル!

最近見つけたお店です!出現場所は以下です。

店名:ピシット・ガイヤーン(Pisit Kaiyaan)
最寄駅:BTS Wongwianyai駅
住所:ซันมิ Krung Thep Maha Nakhon, จังหวัด กรุงเทพมหานคร 10500


以上、駆け足で紹介してきた僕のタイメシベスト5!いかがでしたでしょう。

タイ飯探しの醍醐味はやっぱり自分の足で街を歩いて、繁盛具合を観察しながら、美味しそうかどうかチラ見しながら、探していくのが面白いです。

もちろんあんまり美味しくないお店もありますが、冒頭でもお話しした通りこればかりはトライ&エラーで自分の好きな店を見つけていくしかありません!

でも思っているほどお腹は壊したりしないので、皆さんも是非チャレンジしてみてください!

それではまた!

この投稿を書いた人

川村 哲平

川村 哲平(かわむら てっぺい)Webディレクター

モノサスタイランド所属。タイの案件管理、ディレクションを担当しています。文化のギャップを楽しみつつ、タイ人と共にモノづくりに励む日々。好きな食べものは味噌汁。トムヤムクン。汁物全般。

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