2017年12月25日
今月のMVPは、エンジニアの本流でリーダーシップを発揮する松永 悟。
今月のMVPは、クリエイティブ部の松永 悟が受賞しました。
彼は、サイト運用およびサイト制作におけるディレクターかつ、コーディングを担当するメンバーのリーダーとしての成長を評価されての受賞となりました。
実は、9月のMVP選出のころから他部署の部長から「最近、松永さん逞しくなってきたよね」との声があがりはじめていました。
2017年を締めくくるこの時期でのMVP、本当におめでとう。
社内外の制作リソースの統括を担ってもらう
Webの制作は、どうしても、月末、期末(四半期、半期、年末、年度末)に業務が偏る傾向が避けられません。それに対応していくために、モノタイやCF部、デザイン部、いくつもの協力会社さんに協力をお願いすることも必要になります。
クリエイティブ部では、協業メンバーとの連携を深め対応力を高めることを目的に、7月に体制変更を行ないテクニカルディレクションチームを設置しました。
運用チームとディレクションチームの双方から、制作とディレクションを兼任しているメンバーを合流させて、松永のもとに集めたのです。彼は、運用チームでも班長を勤め、制作スタッフを技術面で支えるなどプレイングコーチとして信頼を集めてきました。
そんな彼に、モノタイやCF部のコーダー、協力会社のコーダーやプログラマーとの協業を含め、社内外の制作リソースの統括をお願いしたのです。
※松永のプレイングコーチとしての活躍は、以前の記事で詳しく紹介されています。
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メンバー紹介
「運用チームのスーパーヒーロー!!松永 悟はみんなを救う」(2017.6.7) -
今月のMVP
「今月のMVP受賞は、運用チームを技術で支える 松永 悟」(2016.1.25)
自分にはできないことを受け入れることから生まれるリーダーシップ
松永は自らコードを書くのが好きです。
目の前に現れた課題の解決に自ら立ち向かっている時が最もハツラツとしています。
ただ時折、ドツボにはまり身動きが取れなくなっていることもありました。
これは、技術を身につけ、それを実践することを志している者には良く見られる傾向です。「こうありたい」と思うスキルレベルと、自らが持つスキルとのギャップがこういう事態をもたらすからです。
ここで大事なのが、今の自分にできることは「ここまで」ということを見極め、認めることです。このことは、協業するメンバー同士の責任分担などを計画するうえでも重要なポイントとなります。
この点について、過去の勉強会において日本技術士会がまとめている「技術士倫理綱領」を松永に紹介したことがありました。
※技術士倫理綱領の全ての項目は、日本技術士会のHPを参照ください。
エンジニアに求められる基本姿勢について10項目にまとめられた中でも、これから紹介する項目には目から鱗だったようでした。
有用性の重視
3.自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない
「自分にできないことは、できる人に任せなければいけない。」ということが述べられています。これは技術力の向上を目指しているエンジニアには、なかなか受け入れ実践することが難しいことです。自分の能力の至らなさを認めるような負い目に感じてしまいがちだからです。
松永は、これに正面から向かい合ってきたように思います。
部のメンバーに、どこまでを担当してもらうか。社内外の協業メンバーにどこからを担当してもらうか。そして自らが手がける必要がある範囲はどこなのか。
社内外の制作メンバーの、それぞれのスキルを認め、それを最大限に活かすにはどうしたら良いか? を懸命に考え、実践してきました。
この姿勢が、協業メンバーからの信頼となり、彼のリーダーシップに繋がっているのだと思います。
これからも、エンジニアとしての本流を自信を持って歩み、制作メンバーを導いていって欲しいと思います。
MVP受賞コメント
クリエイティブ部の松永です。
MVPの選出、ありがとうございます。
2017年を振り返ると、7月にテクニカルディレクションチーム配属になってから半年間、運用案件の窓口から大規模なBtoB案件のディレクションなど様々な案件に携わりました。お客様とお話することも多くなり、お客様が何を目的にして、自分たちへ制作を依頼してくださっているのか、生の声が聞けたことで、制作するうえで、これまでよりも深くお客様の目的に応じた判断ができるようになったと思います。また、社内外の制作者の方とお話する機会も増え、エンジニアがどんな情報を求めているのかを客観的に知ることができました。
技術士要項の「自分の力量を超えた業務」を引き受けては行けないという項目ですが、私自身は少し超えた業務なら喜んで引き受けてしまっていました。しかし、それで痛い目を見ることもあり、要項の項目を見たときは、反省したことをよく覚えています…。
しかし、少し超えた業務は、自身の能力向上ができる業務でもあると思っています。
力量を超えすぎない業務範囲を見極めながら、チームとして案件をうまく回せるように、今後も精進していきます。ありがとうございました。
松永 悟