2018年03月02日
仕事も飲みも、いつも前向き!
愛すべき人生の先輩、小嶋一弘。
こんにちは。コーディングファクトリー(CF)部の畑峯です。
今日は、同じCF部の小嶋一弘さん(通称ジーコさん)を紹介したいと思います。
僕が入社した時にはすでに「ジーコ」と呼ばれていた小嶋さん。CFの部長も漢字違いの「児嶋」で、間違いやすいので「ジーコ」と呼ばれるようになったそうです。僕が入った当初は、会社の周年パーティー委員などで忙しそうで、会社の中で存在感のある人なんだなという印象をもっていました。
そんなジーコさんと僕が親しくなったのは、2人でお客様の会社に常駐した案件でのこと。見た目が若いので同じ年くらいかと思っていましたが、5歳年上のお兄さんです。 ですが、Web業界の経験は僕の方が長いため、コーディングやディレクションについて僕が教えながら一緒に働くことになったのでした。
主にディレクションを教えていましたが、ジーコさんはやはり人生の先輩。これまでのさまざまな仕事の経験が光ることが至るところでありました。僕自身もジーコさんに教えることで気付くことがあり、お互いが成長できたのではないかと思っています。
仕事が終わったら1日の反省会だと理由を付けては、よく二人で飲みにも行きました。失敗したことの改善策を話したり、よかったことを褒めあったり。仕事の反省もしましたが、プライベートの話やくだらない話、男同士だからできる話なんかもしました。
というか大半はくだらない話をしていたかもです。
詳しい内容はくだらなすぎてここではお話しできませんが、よく二人で楽しい時間を過ごしたものです。
そこで分かってきたのが、ジーコさんは、どうやら仕事もプライベートもいろいろな経験をしているらしいということ。
東京の下町育ちで生粋の江戸っ子。学生時代はもんじゃ焼き屋さんでアルバイトをしていたと言います。サーフィンが趣味で、時計やスピーカーのセールスマンだった時代もあるとか…。
そこで、アルバイトをしていたもんじゃ焼き屋さんで、ジーコさんにもんじゃを焼いてもらいながら、ジーコさんの「モノサス以前」を聞いてみました。そこから見えてきたのは、現在にも通じるジーコさんの仕事への姿勢が作られた経験。ジーコさんの仕事に対するスタンスとこれまでの経験を交えて紹介したいと思います!
「前向きに考えられる人」なんです!
ある時、ジーコさんがあまり経験がない領域を一緒に制作することになりました。
その時に驚いたのは、ジーコさんの前のめりな前向きさ。
わからないことをどんどん質問する一方で、解釈が間違っている部分を指摘すると素直に自分の中に落とし込んでいきます。教える方としては、どんどん変化していくジーコさんを見てうれしくなったことを憶えています。
また、ブラッシュアップのために、ジーコさんに無茶振りをしたことがあります。手順を知らない業務の、手順書を作ってもらうことにしたのです。
「まず書いてみてください」とお願いして、手探りの中で書いてもらいました。
制作陣にスムーズに制作を進められるように作るだけでも大変な手順書ですが、手順すら知らないことの手順書を作らないといけないのは、本当に大変だったと思います。
完成したのは、間違っている箇所はありつつも、いろいろな工夫が詰まった手順書。なかには僕のやり方より良い方法もあり、勉強になりました。
当初は手順書制作をフォローする気マンマンだった僕ですが、逆に教えてもらえるほどのものが作れたのは、その時の自分の知識、経験をフル稼働させて仕事に向き合うジーコさんの強い前向きさがあるからだと思います。
そんなジーコさん。スピーカーと時計の販売員の経験があります。僕も販売職の経験があるんですが、つらい時ってやっぱり商品が売れない時。
そんなつらい時にどんな前向きさで立ち向かったのかを聞いてみました。
ーー 売れないときってどんなことしていました?
基本的にはコツコツと接客をしてリピーターを作る努力をしました。
それと、家具屋さんにお願いして家具のレイアウトにスピーカーを加えてもらったんです。家具を見に来たお客様の目に止まったのがきっかけで購入頂いたことも多々ありましたね。
ーーそんなことありなんですか!
ありなんですよー(笑)。
ほかにも、デパートに入っていた店舗だったんですが、デパート側にノイズキャンセルヘッドホンの体験イベントを提案して実際に雑音がカットされることをお客さんに体験してもらったり。外資の会社だったので、販売員でも自由にいろいろな企画を作る文化があってどんどん提案してたんですよね。
ジーコさんの筋金入りの前向きさ…。逆境を逆手にとるような販売員時代の経験からきているのかもしれません。
「ゴールに向かって完遂する人」なんです!
ジーコさんは一緒に仕事をしていて安心感がある人です。
責任感が強く、厳しい状況でも一緒に仕事を完遂してくれます。
モノサスの年末は、早めに納会を済ませて仕事がおわったメンバーから休暇に入っていきます。僕とジーコさんさんが初めて一緒に仕事をした2016年の年末。
納会が終わって周りが休みムードになり一人二人と出社するメンバーが減るなか、ひたすら仕事に向き合うジーコさんと僕がいました。
年内の仕事が終わった人からの飲みの誘い…。負けそうになります。
残っている仕事は翌年にまわそうと思えばまわせるかも…?
そんな風に揺れていた僕に、ジーコさんから「年内にできることは終わらせましょう」と提案を受け、翌年に回さず二人で終わらせました。
年始にちょっとだけトラブルもあり、年内で終わらせていなければバタバタするところでしたが、ジーコさんの一言のおかげで余裕のある気持ちで納品をすることができたのです。
仕事を完遂させ、すっきりした気持ちで納期を迎えることができるのは、コーダーとしても大きなやりがいを感じる瞬間です。
そんな、仕事をやり遂げてやりがいを感じる瞬間が、ジーコさんには販売時代にもあったようです。
ーースピーカー販売の仕事で、うれしい瞬間や奇跡的なお買い上げなどドラマチックなエピソードはありましたか?
一番大きいホームシアターが民間用で売れた時がすごく嬉しかったです。
新しく家を建てるお客様から、家の図面を見て、サイズとして収まるか、配線はどこから引っ張ってくるかなど確認して欲しいと言われて、一つ一つ確認し、来店5回目で購入してもらったときですかね。
ーー図面をみて配線まで確認するんですか?
そうなんですよ、大きいホームシアターって新しい家に合わせて購入する人がほどんどなので、図面について学んで提案したんです。新居にぴったりのサイズでお客さんに満足してもらえると、やっぱりうれしいんですよね!
仕事に必要な知識を身につけることや、業務を完遂させることは当然といえば当然のこと。ですがモチベーションを高くもって最後までちゃんと仕事を完遂する姿勢は、やはりお客さんに役立ちたいという想いからきているのかもしれません。
「失敗してもただでは起きない人」なんです!
常駐先で一緒に仕事をしていた時のこと。
お客様との打ち合わせも兼ねた朝会を毎日15分間していました。
ですが、僕が大半のことを報告して、ジーコさんはなかなかお客さまと話すタイミングがつかめていませんでした…。
これではいけないと、ジーコさんは毎日朝会の前に話す内容を確認してシュミレーション。終わった後も反省会を行いました。そんな練習をつづけるうち、ジーコさんはついに、打ち合わせをメインになってスムーズに運べるようになりました。
毎日コツコツとトライアンドエラーを繰り返して自分のものにするジーコさんは、転んだってただじゃ起きない人なのでした。
ジーコさんは高校時代からサーフィンをつづけていて、会社とは別の顔があります。
失敗してもただじゃ起きない強さは、どうやらサーフィンの経験からきているのかもしれません。
ーー サーフィンをやっていて危なかったことはありますか?
初心者のころ台風の日に挑戦して、思った以上に沖に流されて溺れかけたことがあります。サーフボードに乗るのをやめて、必死に防波堤まで泳ぎしがみついてなんとか生還することができました。
ーー ええ!怖い思いをしてもやめなかったのはなんでですか?
サーフィンが好きだから。それと、その時の経験から、危ないことが起きないように注意しています。
海に行ったら、4つのことを確認することにしたんです。まずはほかのサーファーが波にのっているかを見ます。海にはいっている人が何本の波に乗れているかは1つの基準になるので。そして海流を確認して海に入ります。海にでたら、今の自分の体力がどれくらい残って入るのかを確認しながら、岸に戻る距離を確認しておくんです。
こうやって毎回確認することで、今は怖い思いをしていません(笑)。
風を受けながら波に乗って一体感を感じるとき、自然の凄さを感じてすべてに感謝したくなります。そして、潮水は免疫力を高めてくれるので、体調不良になったらサーフィンすればなおるんですよ!
サーフィンで体調もよくなるとは…。ジーコさんの前向きさは海の力からもきているのでしょうか。趣味のなかでもトライアンドエラーを繰り返し、失敗を確実に糧にしていく。たとえ条件が悪いなかでも、良い方向にもっていける人なんだなと思いました。
「イクメンもやっちゃう人生の先輩」なんです!
昨年の10月に男の子が生まれ、一ヶ月間の育児休暇をとったジーコさん。
はじめてのイクメンは相当忙しかったらしく、家事に買い物、料理もやっていたようです。
勝手に料理できない人と思っててすいません・・・(笑)
子育てでは夜も朝も関係なくミルクを2時間おきにあげないといけないのが大変だったとか。お医者さまに「育児2週間後にストレスが爆発する時期がきますのでカフェでもいって落ち着いてください」とアドバイスをもらったそうですが、言われた通り2週間後にストレスが爆発したそうです。
仕事場ではストレスが爆発することが想像できないジーコさんなので、子育てって本当に大変なんだなって感じました。もし、僕が将来子育てをすることになったらアドバイスをジーコさんに聞いてみようと思います。
ただ、お子さんの顔を見ている時はとても楽しくずっとみてられるようです。
その瞬間、僕の中で「ジーコさん=親バカ」のフラグが立ちました。
業界としては後輩ですが、人生の先輩のジーコさん。
こんな年下の意見もいつも素直に聞いてくれて感謝しています。
ジーコさんに子どもが生まれて飲みに行く機会が少なくなって、僕としては嬉しく
も寂しくも思っています。また、子育てが落ち着いたら常駐時代のように飲みにいけたらい
いなと思っています!