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Mar,2018
大坂 皓平
投稿者:大坂 皓平
(コーダー)

2018年03月06日

全てを心機一転し、新しいステップ。
〜代々木から神山へ〜

仕事と暮らし・神山

大坂 皓平
投稿者:大坂 皓平(コーダー)


こんにちは。ウェブマスターサポート部 神山チームの大坂です。

東京代々木本社のコーディングファクトリー部で約2年間の実務経験を蓄え、今年2018年1月より神山サテライトオフィスで勤務することになりました。

神山にはものさす塾一期生として通っていましたが、恥ずかしながら徳島生まれ、徳島育ちの私が神山に来たことはほとんどありませんでした。しかし、ものさす塾に通う短い期間の中で「いつかこの場所で働きたい」と思うほど魅力的な所が沢山あり、その夢がようやく叶うこととなりました。

まだ神山での勤務は1ヶ月で、東京の生活スタイルから切り替え真っ最中です。今回は、都会の暮らしとの相違点、環境を変えたことで思ういろいろをお伝えしようかと思います。

 

通勤が変わる

東京にいた頃は毎日小田急線の満員電車に40分ほど揺られながら通勤していました。はじめは電車に乗るのも久々で、電車の中で転んだりしないか心配で手すりを握りしめて出勤していたのを覚えています。そんな電車通勤にも慣れましたが、今では住んでいる徳島市内から神山まで1時間弱、車で通勤しています。

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徳島市内での積雪の様子。神山だと倍くらい積もってたりします。

神山への車通勤になって一番大変なのが、雪の日です。
東京も雪が降ると電車が止まったりと、大変さは同じかもしれないですが車通勤だとGOを出すのは自分です。今出かけてもいいのか?の判断するのが難しいです。また、徳島市内から神山に向かう道は凍結している事が多く、向かっている途中で「無事に辿り着けるのだろうか…」と途方に暮れることもありました。

最強寒波で冷え込んだ先日のこと。市内は晴れていましたが、神山に向かうにつれ、すれ違う対向車に積もる雪の量がどんどん増えていき、途中、道路から落ちて横の田んぼに垂直に立っている車を横目に見かけました…(人は乗っていなかったようなので無事脱出していたようです)。そして慎重に運転して長いトンネルを抜けた先は吹雪になっていました!急激な天候の変化にはほんとうに驚かされます。

ただ、そんなに変わりやすい山の天気も、通勤は大変ですが、景色としては素晴らしいです。放射冷却により霧が発生し、おとぎ話の世界に迷い込んだような幻想的な風景になったり、月が大きく明るい日は、いつもは暗くてスマホのライトなしでは通れなかった道がライト無しでも歩けるほど明るかったり。自然が日々見せてくれる顔が違うので毎日いろいろな発見があります。そんな発見を見つける度に「神山に来ている、東京から帰ってきたんだなぁ。」と実感しています。


自分たちでやる

現在、神山サテライトオフィスには9名が常勤しています。神山オフィスには、代々木で本部のメンバーがしてくれている経理業務の担当者はいません。なので経理関係の書類の日程確認や作成は自分たちで行います。またトイレ用品等の備品の買い出しなども今まで代々木に居た時は本部の方にお願いしていましたが、自分たちで当番制でやっています。

ゴミ出しも、代々木では「ゴミ当番がまとめて、ゴミ捨て場まで持っていく」ものでしたが、神山ではゴミ収集車がきてくれる代わりに自分で指定の時間までに役場のゴミ捨て場まで持って行きます。同じゴミ当番でも重みが違います。

そんな小さな不便さも、「自分たちがオフィスを作っている」感じがするのでそれはそれで良いなと私は思っています。

 

暮らしが変わる

まだ1ヶ月程度の勤務ですが、一番大きく変わったと感じることは生活リズムでした。
東京ではフレックス制度をフル活用し、仕事量に応じて起床、出勤の時間が違いましたが、今は朝7時に起きて、9時に出勤するという規則正しい生活リズムになりました。


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かま屋は料理だけでなく、窓から眺める景色も素晴らしいです。

お昼は基本かま屋で昼食を取ります。

メインのおかずは肉と魚が一日置きに違うので毎日楽しみです。今は白菜が多く、サラダだとシャキシャキしていて歯ごたえがとてもよく、冬の寒さの中でしっかりと育った身の強さが感じられます。

東京に居た頃はあまり進んで野菜を取ることはなかったのですが、神山では旬の野菜を食べる機会が多く、なんとなく体のめぐりがスッキリしている気がするのは食生活のおかげかもしれません。

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同じものさす塾一期生で、同じタイミングで徳島に帰ってきたコーダーの金さんと散歩。

夕方、気分転換によく散歩をします。1ヶ月前までは、新宿のビル群の中を気分転換に散歩していましたが、今や山と田んぼに囲まれた中を歩いています。ものさす塾以前に徳島に住んでいた時にはあまり気づきませんでしたが、やはり自然が豊かだと空気が澄んでいる気がします。

肌寒い中、コーディングについてあーでもないこーでもないと話しながら歩くと結構色々なアイデアが出てきて良い気分転換になっています。

 

仕事スタイルが変わる

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代々木とのやりとりや会議はビデオ会議の Meet で。

神山での勤務が始まる前に一番不安だったのは、代々木のメンバーとのコミュニケーションや仕事のやり取りが上手くいくかという事でした。

ただ、1ヵ月勤務した今のところ、ほとんど問題は無いかなと感じています。
Meet (Googleハングアウト) のビデオ会議があるおかげで、資料・画面の共有、定例報告などもスムーズです。

会議の相手の隣の席から「今日、目が赤くない?大丈夫?」という他愛もないやり取りをしているのが聞こえてくると、代々木のメンバーが同じ空間に居るような気がしてなんだか不思議な気持ちになります。

通信技術が整った、今の時代だからこそ出来る働き方を実感しています。

 

初心を忘れない

徳島への引っ越しも無事終わり、来年からの勤務に備えていた2017年年末、「NHK 紅白歌合戦」で私の尊敬する羽生善治永世七冠が興味深い事をおっしゃっていました。

初心忘るべからずという言葉は始めた時の気持ちではなく『その時々のはじめて』という意味がある。ターニングポイントみたいなところでの気持ちを忘れない、というのがいいのではないか

自分を振り返ると、新しい学びばかりの苦難の中、コーディングの楽しさに気付いた神山ものさす塾のある日、塾が終わり、徳島発東京行きの飛行機の中でこれからフロントエンドエンジニアとしてやっていこうと決めた時、そして今、徳島に戻り、神山で働こうと決めた日。その時の気持ちを今も変わらず覚えています。

これからも「はじめて」の時の気持ちを忘れず、いろいろな事に挑戦していきたいと思います。

この投稿を書いた人

大坂 皓平

大坂 皓平(おおさか こうへい)コーダー

Webマスターサポート部コーダー。「ものさす塾」第一期生。元システムエンジニアの経験を活かすべくコーダーとして今も奮闘中。海釣り、将棋、ジム通い、ゲームなどの「静」と「動」を使い分けるものが好きです。

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