2018年04月11日
ギョエンのススメ
先月は春の大雪が降ったとおもったら、桜がいつもより早く咲き始め、お花見シーズンは駆け足で過ぎ去ってしまいました。このごろはもう暑いぐらいの日もありますが、散歩するには良い季節。ということで、いま絶賛マイブームの新宿御苑をご案内します。
アウトドアが苦手なひとにちょうどいい
そもそものきっかけは、今年の1月にメンバー紹介の撮影で十何年ぶりかで新宿御苑に足を踏み入れたこと。新宿にこんないい所があったなんて、すっかり忘れていました。それから4回は足を運んだでしょうか。先日は長めのランチ&休憩をとってお花見をしてきました。さすがは桜の名所です。平日だというのに広い園内は大賑わいでした。
私はみずから自然にふれあいに行くタイプではないですが、散歩は好きです。風景を見るのも好きなのでカフェにテラス席があればそっちに座ります。要は装備とか、筋肉痛とか、虫とか・・・もろもろの心配をせず気楽に野外を楽しみたい。そんなヘタレの私に新宿御苑はまさに理想の地でした。とはいえ本気のアウトドア派の方々にもとにかく行ってみ!と、強くおすすめしたい。だって気持ちいいから。それでは新宿御苑のすてきなところ、いくつかお教えしましょう。
お出かけ前の基本情報
開園時間は、9:00から16:30。毎週月曜日は基本的に休園です。普通の公園とちょっと違うのは入園料(大人200円)を払うこと。入場門でチケットを買い、駅みたいな改札ゲートを通って中に入るようになっています。
入場門は3ヶ所に設けられており、もっともメジャーなのが新宿駅寄りにある新宿門。一番利用者が多い入り口だと思われます。大木戸門は四ツ谷寄りにあって駐車場が一番近いです。車で行くときはここから。最後に千駄ヶ谷門。静かな通りに面していて裏口的なひっそりとした雰囲気。散歩がてらモノサスから20分歩いていくときは千駄ヶ谷門がよいでしょう。いずれにしても、電車でもバスでもアクセスしやすいのがいいですね。
詳細情報は以下のサイトから。
新宿御苑サイト
http://www.fng.or.jp/shinjuku/
よりギョエンを楽しむための持ち物
園内にはベンチも自販機もレストハウスもあるので、手ぶらでも十分過ごせますが、ちょっと準備していくと、ピクニック気分が盛り上がります。
・芝生に寝転がってもいいような服
・スニーカーやぺたんこの靴
・レジャーシート
・野外で読みたい本、聞きたい音楽
・お弁当、おやつ、飲み物(アルコール類は持ち込みNG)
・入場ゲートに置いてある園内マップ(けっこう広いのであると便利)
ギョエンでの過ごし方。気に入った場所をみつけて
芝生広場で解放される
新宿高層ビルのパノラマを一望できる広い芝生の真ん中まで行く。
うーーーんと伸びをする→その場に座る→寝転んでみる→広い→いろんなことはいったん置いときたくなる→放心→爆睡
地面を感じる ver.1
不思議な枝ぶりの松が点在する日本庭園。茶室のすぐ下にちょうどいい芝生の斜面がある。
座る→傾斜が絶妙→そのまま寝転ぶ→体の力を抜く→全身を地面に支えてもらう感じ→安心→爆睡
「アースした!」と言っていました。なるほど、文字通り「地球」に接地です
地面を感じる ver.2
新宿御苑を歩いていて気づいたのは柵が少ないこと。いくつかの花壇以外、芝生でも林の中でもどんどん歩いていってよい。小道をはずれて木々の中に入ると、靴底からの感触が急にふかふかに変わる。この感じが新鮮。ふかふか、ふかふかしながら歩き回る。
熱帯雨林を感じる
大木戸門から入ってすぐのところにあるガラス張りの建築物は大温室。屋内プールのような、銭湯のような匂いの濃~い湿気に包まれて、熱帯の植物を見て回る。
おまけ。言の葉の庭
新宿御苑は新海誠監督のアニメ「言の葉の庭」の舞台としても知られている。特に池のほとりの東屋は、平日でも海外からのファンらしき人がちらほら。映画と同じ、緑に染まる梅雨の季節にも行ってみたい。
モノサスからぶらぶら歩いて20分。明治通りをこえて住宅街の突き当りにこんもりとした緑がみえたら、それが新宿御苑。まだ一度も中に入ったことがない人、最近本物の野山に出かける時間がないという人も、ぜひ。ちょっとした解放感が味わえるはず。