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Jun,2018
羽賀 敬祐
投稿者:羽賀 敬祐
(プランナー)

2018年06月01日

自社の魅力をエモーショナルに伝えよう。
‐ 心に響くBtoB サイトのコンテンツ ‐

BtoB研

羽賀 敬祐
投稿者:羽賀 敬祐(プランナー)

こんにちは。マーケティング & セールス部 BtoB チームの羽賀です。

突然ですが、みなさんの会社では「自社の事業やものづくりに対する熱い想い」について、Web サイトを通じてどのくらい表現できていますか?

私たちがお会いする BtoB 企業は、すばらしい技術を持ち、自社製品や技術力に誇りと熱い想いを持っている企業様ばかり。しかし、それを自社のコーポレートサイトで充分に表現できているところは、実はあまり多くありません。

そこで今回は、企業の熱い想いがヒシヒシと伝わってくる、エモーショナルな5つのコンテンツ事例をご紹介したいと思います。それぞれの企業は、自社の熱い想いをコンテンツを通じてどのように表現しているのか。事例を見ながら、心に響くコンテンツとはどんなものなのかを一緒に考えてみましょう。
 

数々のチャレンジが、世界をかたち作る。
住友化学株式会社

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住友化学株式会社 2019年度新卒採用情報 プロジェクトストーリー
http://www.saiyo-sc.com/project/

世界各地で展開する様々な分野のプロジェクトストーリーを掲載している新卒採用情報のページです。

プロジェクトに関わった担当者にインタビューし、背景の説明から苦悩や挫折などの困難に立ち向かうさまを、ひとつの物語のように綴った本コンテンツ。読んでいるうちに、つい引き込まれてしまう内容となっています。

企業の事業を紹介するコンテンツの表現方法のひとつとして、プロジェクトストーリーがあります。ポイントは、事実をただ並べるだけでなく「ストーリー」として、いかに読者を引き込むかということです。

実際このコンテンツを読んでいると、社員一人ひとりが使命感を持ってプロジェクトに取り組んでいるさまを垣間見ることができ、胸が熱くなります。サイトを訪れる就活生も、自分の未来の姿を想像してワクワクするのではないでしょうか。
 

企業の節目、信念の表明。
三井造船グループ

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三井造船グループ 創立100周年サイト メッセージ
https://www.mes.co.jp/100th/message/

企業の節目に、過去の振り返りと、現在、未来への展望までを幅広く伝える周年サイト。

三井造船グループは、創立100周年という大きな節目と、三井E&Sグループという新体制への移行に対する想いを「メッセージ」を通じて表現しています。

シンプルな構成ながら力強い信念を言葉で綴ったメッセージからは、これから新しく生まれ変わる企業の意気込みを感じ、この先も続く明るい未来を予感させます。顧客を始めとする様々なステークホルダーに、自社の底力をあらためて訴求する力強いコンテンツになっています。
 

創業者の言葉で根幹を伝える。
加賀電子株式会社

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加賀電子株式会社 創業者が語るストーリー
https://www.taxan.co.jp/jp/story/founder.html

ユニークな形で企業の歴史を伝えているコンテンツです。一般的に、沿革や創業ストーリーは、事実を時系列順にまとめ、構成して説明しているものが多いように感じます。

加賀電子では、創業者であり代表取締役会長の塚本 勲さんが自らの言葉で語ったストーリー形式のコンテンツで、創業から現在までの企業の変遷と共に、塚本さんが大切にしている考え方や想いを語っています。企業の根幹ともいうべき考え方・理念をただ掲載するのではなく、なぜそう思っているのか、そのルーツを一緒に伝えることで、読み手に訴えるコンテンツとなっています。

「会社は経営者のものではない、みんなが働き、稼ぎにくる場所だ」などの言葉から、塚本さんの信念や熱い気持ちがよく伝わってきます。客観的になりがちな企業の歴史を一人称で語ることで、読み手が最後まで一気読みしてしまうような熱量を感じさせるコンテンツです。
 

製品をささえる「品質」への想い。
東名化学工業株式会社

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東名化学工業株式会社 品質向上への想い
http://www.tomei-c.co.jp/brand/quality.html

品質に関する情報は、ユーザーの製品に対する不安感を払拭するひとつの判断基準となります。企業の責務として、品質向上について Web コンテンツに掲載している企業も多いですが、どうしても文字情報が主体となり、表現としては堅くなりがちです。

東名化学工業では、品質向上への「想い」を軸としたコンテンツにすることによって、読み手により訴えかける内容となっています。ミーティング風景やメンテナンスなどの豊富な写真をとおして、企業の想いや雰囲気を感じることができます。

顔が見えるものづくりを訴求することで、ユーザーに寄り添う企業であることが想起されるのではないでしょうか。
 

セラミックにかける、ものづくりへの情熱。
日本ガイシ株式会社

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日本ガイシ株式会社 NGK STORY
https://www.ngk.co.jp/story/index.html

セラミック技術を通じて新たなものづくりに挑戦する企業の姿を伝えるコンテンツ。
時代のニーズに応えながら、セラミック技術で社会に貢献してきた日本ガイシの技術や製品、取り組みについてまとめ、紹介しています。

コピーとリード文に想いを添えて各詳細への入り口にすることで、堅苦しくなりがちな技術の紹介を、また違った視点で読むことができます。「クロコくん」という可愛らしい黒子のキャラクターを活用することで、読み手の気持ちもなごみます。

私たちの生活の見えないところで、黒子として支えてくれていたんだなぁ…とつい感心してしまうような、新しい発見の詰まったコンテンツです。


心に響くコーポレートサイトのコンテンツ事例、いかがでしたでしょうか。
採用サイト、周年サイト、コーポレートサイトなど、掲載する媒体は様々ですが、どのコンテンツからも、単なる文字情報だけでは伝わらない、企業の根底にある「想い」が伝わってくるように感じます。

その企業の根っことなる想いや、社員一人ひとりの顔や取り組みが見えることが、人の心に響くコンテンツにつながるのかもしれませんね。

私たちBtoBチームは、発注前のサポートからサイト制作、公開後の運用まで、
Webサイト制作を中心に様々なサービスを展開しています。

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この投稿を書いた人

羽賀 敬祐

羽賀 敬祐(はが けいすけ)プランナー

マーケティング&セールス部 BtoBチーム所属。広島県生まれ。洋服の販売員を経てモノサスへ。休日は美術館やアートギャラリーに足繁く通っている。料理が作れないのに器集めにハマり中。好きな場所は日本民藝館。

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