2020年06月29日
革作家・藤咲 和也の「石とであう展」プロモーションムービー
こんにちは、モノサスの河原崎です。
前回の記事からスタートした「モノサス映像研」のコーナー。
今回は2020年7月17日(金)〜19日(日)に鎌倉で開かれる、革作家・藤咲 和也(ふじさく かずや)さんの「石とであう展」のプロモーションムービーを制作させていただいたので、その紹介と共に、制作の裏側をお話したいと思います。
藤咲 和也とは
藤咲さんは2012年から革作家として活動を始め、2015年から平塚に拠点を置き、自身のブランド【KAZUYA FUJISAKU】を展開しています。
バッグや財布、名刺入れなどの主要革製品の他、最近ではクライアントの要望に合わせた、オリジナルのオーダー製品も制作しています。
・製品サイト
・Facebook
今回の動画制作は、元々藤咲さんと友人であったモノサスの勝股さんが、私と藤咲さんをつないでくれたことがきっかけで始まりました。勝股さんはスチール担当としても参加していて、この記事で使用している写真も、勝股さんが撮った写真を拝借しています。
石を求めて丹沢へ 作品作りに平塚へ
撮影当日、石を集めに行くという藤咲さん、そして勝股さんと早朝から丹沢の奥地へ。ここでは自然と一体となり、素材を吟味する藤咲さんの姿をカメラで収めました。
また、動画序盤に空撮のダイナミックな映像がほしかったので、愛用のドローンを久々に飛行。天気は曇っていたのですが、それが逆に幻想的になり、良い絵が撮れました。
午後は拠点である平塚のアトリエに移動。ここでは午前中に集めた素材をもとに、作品制作に勤しむ藤咲さんの姿を捉えました。
気がつくと夕方。3人とも時間を忘れ、作品作りと撮影に没頭していました。
人間性が作品の価値として宿る
藤咲さんはよく笑います。動画では真面目に語るシーンが多いですが、撮影中もよく笑っていて、普段から周りを巻き込みながら楽しむのが好きなのだそう。それ故に、平塚に住む藤咲さんの周りには、素敵な仲間がたくさんいます。平塚の彫金師と画家の仲間と、コラボレーションブランドを立ち上げた時期もありました。
藤咲さんの作品には、革作家としての技術やこだわりはもちろん、きっとその人間性も含めて作品となり、さらなるファンが生まれ広がっていくのだなと感じました。
思っていることや価値観の共有は大事
今回撮影を終えて思ったことは、事前にお互いの思っていることや価値観を共有し、理解することは、作品作りにおいて大事だということ。
私はデザインをするとき、なるべく対象の持つバックボーンを調べインプットするように心がけています。それは被写体と撮影者という関係性においても、言葉では表現しづらい互いの距離感を結ぶ、大事なことだと感じました。
今回、私と藤咲さんが初めて顔を合わせたZoomミーティングでは、勝股さんの提案で「好きな映画を言い合う」という場を設けてくれました。今考えると、そんな些細なことが、お互いを知り、距離が近づく良いきっかけになったのかと。
結果、楽しみながら(ここ一番大事)、アイデアを出し合いながら、納得のいくものが作れたプロジェクトになりました。
今回撮影させていただいた藤咲さん、そして私と藤咲さんをつなぎ、スチール担当兼ファシリテーターとして心地よい場を作ってくれた勝股さん、ありがとうございました。
石とであう展
開催日:2020年7月17日(金)〜19日(日)
場所:鎌倉・水平線ギャラリー
住所:鎌倉市御成町5-6-1B
時間:11:00~18:00
ギャラリーに足を運び、藤咲さんの世界を感じてみてください。