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Nov,2021
中嶋 希実
投稿者:中嶋 希実

2021年11月17日

祝・3年目!
一緒にいる人と、な勝股淳

ものさすの七五三

中嶋 希実
投稿者:中嶋 希実

ものさすサイトの新連載「ものさすの七五三」。

子どもの節目を祝うように、モノサスメンバーが一緒に働き続けていることを祝おう!ということで、モノサスで働き始めて3年目、5年目、7年目の記念に、ポートレートの撮影をしています。

東京・代々木オフィスに集まった3年目のメンバーを撮影してくれたのは、カメラマンの川瀬一絵さん。

今日は、お気入りの路地で撮ってもらった勝股さんの写真とともに、当日交わした話をご紹介します。

- モノサスに来て3年半くらいですか。

そうですね。2018年の9月に「神山ものさす塾」に参加して、11月まで神山で過ごして、それからは代々木で。

- 印象に残ってることって聞かれたら、思い出すことってなんでしょう。

Webの仕事でもいろんな経験をさせてもらったけど、印象が強いのは、やっぱり塾の期間ですかね。塾生9人でひとつ屋根の下に住むとか、やったことなかったから。僕は礼さんと同じ部屋で、部屋の端と端に布団を敷いて生活して。朝、ガチャって扉を開けたら馬場ちゃんが体育座りして歯を磨いてるとか。変な光景じゃないですか。1ヶ月前に知り合った人なんだけどなって。

- 楽しそうですね。

楽しかったです。夕食をつくるだけでもひとつのイベントみたいで。買い出しに行くね、じゃあこっちで準備しとくよ、今ちょっと課題で無理かも、とか。ああいう経験が今までなかったから、すごくよかったんです。

- 前に話したとき、近所の仲間といるのが楽しいって話してくれましたよね。なんか、ワイワイしてるのが好きなんですね。

人といるのが好きですね。うん。そういうの、好きなんです。

- ご近所にはどんな人たちがいるんですか。

僕は神奈川の平塚に住んでいて、近所にはものづくりをしている友だちが多いんです。

- 以前、河原崎さんが動画制作をした革作家さんも、勝股さんのお知り合いでしたよね。

そうそう。彼も含めて15人くらい仲のいい友だちがいて。その内会社員は僕含めて3人なんですけど、全員、今年のうちに独立するって話していて。

- そうなんですか。じゃあ、勝股さんも。

結託したわけじゃないけど、やっぱり影響は受けていると思います。僕はじっくり1人でなにかをつくり込む作家になるわけではないんですが、フリーランスで、できることをやってみようかなって。モノサスも割と自由のある会社だと思うんです。ここで過ごしたからこそ、やっぱり自分でやってみたいなっていう感じになったんだと思います。

- どんなことをするのか、イメージがあるんですか。

写真が好きなので、知り合いに撮影を頼まれることがあったり。フィルムカメラのワークショップも開いてみたりしています。あとは周りにいる作家さんたちって、ものをつくるのは好きだけど、それをどうやって売るとか、どう知らせていくとかってことに興味がない人が多くて。そういう人の相談に乗ることもあるんです。そういう手助けは、多少ならできるんじゃないかって。

あと、よくご飯を食べに行くお店の人が、平塚のローカルメディアみたいなものをつくりたいって言っていて。今、ないんですよ。

- 勝股さん、モノサスに来る前にライターの経験もしてましたもんね。

外向きの観光用というよりも、住んでる人が楽しくなるようなものがいいよねって話してて。どこのラーメン屋がおいしいとか、あそこのクリーニング屋さんはこんな人だよ、とか。誰かがドーン!とつくるというよりも、みんなでチクチクつくるような感じでできるといいなって。

- ライターとかデザイナーとか、役割を決めて独立するわけじゃないんですね。

機能的なほうがお金にはなりやすいけれど、この人がいたら場がまとまるとか、人が楽しめるように環境を整えるとか、わかりにくい役割でも価値はあると思っていて。

以前、翔伍さんがインタビューした豊嶋秀樹さんがおっしゃっていたことがすごく好きなんです。目的に対して人を集めるんじゃなくて、今ここに集まった人、一緒にいる人となにをするか考えるほうがいいよねって。僕はそのほうがしっくりくるなって思ったりします。

- なるほど。これからも人と人のあいだで動くことが続いていきそうですね。

僕、ランニングとかサーフィンとか、1人でやるスポーツがぜんぜん続かないんです。サッカーとか、みんなでやるのは好きなんですよ。

そういえば最近、ヨガをするようになって。最初は教室まで通ってたんですけど、仲間とやりたいなと思って。近所のレストランの空いてる時間を使わせてよって声かけて、先生を平塚に呼んで、みんなでお金を出しあってやってるんです。儲けとかほぼないんだけど、みんなでヨガができるから、いっかなって。



モノサスを離れることを、すごくポジティブにとらえていると話してくれた勝股さん。この先どうなるかはっきりと定まっていないながらも、なんだか楽しそうに話してくれるのが印象的でした。

大好きだというモノサスメンバーとも、また一緒にできることがあるといいですよね。今後とも、よろしくどうぞ!


準備体操している勝股さん、拡大してご覧いただけます

この投稿を書いた人

中嶋 希実

中嶋 希実(なかじま きみ)

1985年生まれ、茨城・龍ケ崎在住、自営業。「日本仕事百貨」の取材でモノサスと出会い、今はものさすサイトなどいくつかのことに会社のちょっと外から関わっています。

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