2022年07月22日
フロントエンド・エンジニア角南は、「ガイドさん」から「名探偵」へ
- あなたのお仕事なんですか? -
あるコーダーが「プログラミングって、野菜を育ててるような感じなんですよ」と話していたことがありました。
モノサスでは、ディレクター、デザイナー、コーダーなど、いろいろな肩書きを持つメンバーが日々仕事をしています。仕事内容はなんとなくわかるけど、よくよく聞くと、同じ肩書きでもやってることはなんだか違うみたい。
ということで、モノサスでものづくりに励むメンバーに「あなたのお仕事を他の職業にたとえるとなんですか?」と尋ねてみることにしました。
まずは、フロントエンド・エンジニアの角南さん。
あなたの仕事って、なんですか?
フロントエンドとバックエンドの橋渡しをする「ガイドさん」
ー さっそくですが、今回は角南さんの技術観というか、仕事観を聞いてみたいなと思っています。
角南 えー。全然、うまいこと言えそうにないなあ(笑)。
ー あまり深く考えずに、直感的に答えてもらえたら!
角南 なんか「ガイドさん」みたいな感じかもしれないです。旅行ガイドさんだったり、バスガイドさんだったり。
ー どういうことですか?
角南 ちょっとだけ専門的な話をしますと、僕たちがやっている仕事には「マークアップ」「フロントエンド」と呼ばれる、Webサイトの表側に出すデータをつくる人たちと、「バックエンド」というWebサイトの背景にあるシステムを構築する人たちがいます。僕は、ちょうどその間を取り持つような仕事で、バックエンドからデータを受け取って、「こういう風に表示するんだよ」とフロントエンドに渡すところをしているんですね。案内みたいなことをしているなと思ったので、「ガイドさん」と言ってみました。
ー 「ガイドさん」的なお仕事をするようになったいきさつは?
角南 気がついたらそうなってましたね。僕は、クライアント企業に出向して仕事をする「常駐」に行くことが多いんです。初めて常駐した先で、フロントエンドのなかでもWebサイトの見える部分をつくるのだろうと思っていたら、「ガイドさん」の部分も経験することになったんですね。
その常駐を終えて戻ってきたら「ガイドさん」ができるようになっていて、需要も増えていったので、気づいたらそこばかりやっていた感じですね。
ー 「ガイドさん」をやる醍醐味ってどんな感じですか。
角南 そうですねえ。見た目のインタラクションな部分をつくっていると、ちょっとした色や文字を変更しないといけないことが多いのですが、「ガイドさん」は変更しないことを前提とするデータを扱うので、他の要素に振り回されることはあまりありません。橋渡しさえできてしまえば見守るだけ……ということが、ちょっといいことかもしれません。
次は、身につけた技術でクライアントの課題を解決する「名探偵」
角南 でも僕、実はけっこう飽きっぽくて(笑)。「ガイドさん」のところはけっこう身につけた実感はあるので、次はもうちょっと違うことをやってみたいなと思っています。
ー 次はどんなことを?
角南 今は、徳島・神山町役場に出向してDX(デジタル・トランスフォーメーション)の仕事をしています。DXという言葉は、デジタル技術の力を使っていろんなサービスや人々の生活をより良く変えていくことという意味合いで使われているようです。まだふわっとしているんですけども、今後は自分が培ってきた技術を使ってクライアントの課題を解決する仕事をやりたいと思っています。
ー その仕事は、たとえて言えば何になるんでしょう。
角南 なんだろう?今、なぜかわからないけれどコナンが思い浮かびました。課題を“事件”と見なして解決する「名探偵」とかですかね?
ー おお、「ガイド」から「名探偵」へのトランスフォーメーション……。
角南 絶対違う気がする(笑)。怒られるかもしれないなぁ。
ー モノサスに入社して7年目、いろいろ変化していくんですね。最近、モノサスの中では勉強会を開いたりしてると聞きました。
角南 この業界の常ではあるのですが、やっぱり人が辞めてしまうのを全部「しかたない」で片付けたくないなと思っていて。僕はエンジニアの立場から、モノサスが魅力的に映るようにしたいんです。2020年くらいから、全体のスキルアップができるような勉強会を開いたり、人と話したりする機会を増やしています。
ー 会社に対して「ここは自分の場所だ」という感覚がないと、そういう発想もなかなか生まれないと思います。
角南 なるほどー。そうですね。足りないと思うから、僕も足そうかなという感じなのかもしれません。
「ガイドさん」「名探偵」そして、「足りないかなと思うことを足してみようかな」という感覚。お話を聞いていると、角南さんのお仕事のベースには「親切さ」があるのかなと思いました。
このコーナー、しばらく続けてみたいと思っています。ものづくりに取り組むみなさん、どうぞよろしくお願いします。