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Oct,2022
杉本 恭子
投稿者:杉本 恭子
(ライター)

2022年10月26日

デザイナー 香川祐太朗は「運用ビジネスならではのデザイナー」を目指して修行中。

あんな人 こんな人 つくる人

杉本 恭子
投稿者:杉本 恭子(ライター)

ディレクター、デザイナー、コーダーなど、いろいろな肩書きを持つメンバーたちが仕事をしているモノサス。仕事の内容はなんとなくわかるけど、よくよく聞くと、同じ肩書きでもやってることはなんだか違うみたい。

ということで、モノサスでものづくりに励むメンバーに「あなたのお仕事を他の職業にたとえるとなんですか?」と尋ねてみることにしました。

ふたり目は、デザイナーの香川さん。

あなたの仕事って、なんですか?


運用ビジネスにいるデザイナーだからこその強み

ー 香川さんは、モノサスに入社してから今までどんなお仕事をしてきましたか。

香川 7年前に入社して、Webサイト運用ビジネス(以下、運用ビジネス)の部署に入りました。もともとはコーディングをやりたいなと思ってWeb業界に入ったのですが、実務としてはやったことがなくて。面接のときに、独学で作った架空のサイトを見せたところ、コーディングの中身がめちゃくちゃだったので、主にデザイナーとして働くことになりました。今はディレクションをメインに、デザインやアクセス解析の業務に携わっています。

ー デザインだけではなく、仕事の範囲を広げていきたいんですね。

香川 そうですね。デザイナーとはいっても、運用業務から派生するデザイン業務が中心なので、新規Webサイトの構築やWebリニューアルのように、0ベースからクリエイティブを設計する経験は一般的なWebデザイナーより少ないと思います。だからこそ、「運用ビジネスに関わっているからこそできること」に進んでいこうかなと思って、改善提案、アクセス解析などの仕事にシフトしていこうとしています。

「デザインして終わり。」ではなく、自分でプランニングして、デザインを作って、作ったページが目的に対してどうだったのか効果検証をして...という一連の工程をシームレスにできるようになりたいです。結果の出るページ構成やUIを経験としてたくさんっているというような、運用ビジネスにいるデザイナーだからこその強みをもちたいと思っています。

ー そのお仕事を、他の何かにたとえると……?

香川 昨日、めっちゃ考えていたんですけど思いつかなくて。

ー ムリにたとえなくていいですよ。お仕事の特徴について、別な側面から聞いてみてもいいですか?

香川 業務の幅が広いので、個人というか、運用担当者としての特徴になるかもしれませんが、説明してみますね。ヒアリングから納品まで、各案件をひと通り自分で担当して納めているということはひとつあります。コーディングなど、自分にできないことは、社内のメンバーや外部パートナーの力を借りています。

ー たとえば、ソロミュージシャンがレコーディングのときだけ、一部パートをゲストミュージシャンにお願いするみたいな?

香川 「自分にできないところをお願いする」ということだけ切り取るとそうかもしれませんが、それだけじゃない気がします。お客さんのWebサイトの目的にコミットするかたちで、改善提案をできることを特徴にしたくて。ECサイトなら売上を上げたいとか、BtoBビジネスのコーポレートサイトならブランディングなど、サイトごとの目的があると思うのですが、それらを達成するための提案をできるようになりたいんです。


デザインに他のスキルを掛け合わせていく

香川 たとえば、ワイヤーフレームもその先のクリエイティブのイメージが伝わりやすいものがつくれたり、ディレクターとしてお客さんとやりとりをする上でも話が早い。効果測定の設定、改善後の検証などもできると、施策のPDCAもスムーズに回せると思います。今、そこに向かっていこうとしている真っ最中なので、成果が出たら「これです!」って言えるのかもしれません。

ー デザインと他のスキルを掛け合わせて相乗効果を生み出そうとしているようにも思います。

香川 そうですね。1+1=2の組み合わせもあれば、1+1で4にも5にもなる瞬間もあると思うので、そうなりたいなと思っています。

ー 今までやってきたお仕事のなかで、手元に素材が揃ってきて「ここから、めっちゃおいしいものをつくるよ!」っていう感じが近いのかな……。

香川 料理とはちょっとイメージが違うかもしれませんが、材料、調味料はなんとなくもっているけど、めっちゃおいしい味にできたらいいなっていう感じですかね。

ー ところで、入社してまもなく神山に来てもうすぐ5年目ですね。暮らす場所が変わって、働き方に変化はありましたか。

香川 来てすぐに思ったのは、働く環境はこちらの方が合っているということでした。入社した頃の代々木オフィスは、いつも電話が鳴っていて、みんな忙しそうに歩き回ってきて、周囲からいろんな案件の話が聞こえていました。神山オフィスはすごく静かだし、本当に仕事に集中して取り組めるなと思っています。


たしかに神山オフィスの人たちは、集中して自分の仕事に取り組んでいました。また、メンバー全員が運用ビジネスチームですので、「個々のスキルやチームの力をどうやって伸ばしていこう?」と話し合う機会もあるもよう。「向かっていこうとしている真っ最中」という方向性が、案件のなかで具体化したら、また香川さんのお話を聞いてみたいと思います。

この投稿を書いた人

杉本 恭子

杉本 恭子(すぎもと きょうこ)ライター

フリーランスのライター。2016年秋より「雛形」にて、神山に移り住んだ女性たちにインタビューをする「かみやまの娘たち」を連載中。

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