2017年05月24日
先輩、やっぱりカッコいいっす!
5月のMVP、松原恵について。
5月のモノサス定例での MVP 発表時。恒例のスタッフによる(口頭での)ドラムロールのあと、私は林の発表を聞く前に、隣に座っている、私の先輩のために椅子を引いて道をあけました。
彼女の名は松原恵。「今回の MVP は松原さんに違いない!」そう確信していたのは私だけではなかったと思います。
この度コーディングファクトリーから「フロントエンド専門制作会社が教える 速く正確なWeb制作のための実践的メソッド」を出版しましたが、その全編にわたるリライト作業を行ってくれたのが松原。その仕事ぶりが評価され、今回の MVP 受賞に至りました。
ちゃんと、最後までやり遂げての受賞
7人もの人間がバラバラに書いた膨大な原稿を、一つの統一されたものにまとめ上げるのは、想像するだけでも大変な作業です。
日々の案件に追われる我々に代わって、松原は部長の児嶋とともに、出版されるまでの約一か月もの間、このプロジェクトにつきっきりで全体の再構成やリライト、文字校正などの作業を行ってくれました。
ある日、こんなことがありました。
最終入稿の〆切も迫ってきたころ、夜の9時ごろになってももくもくとキーボードを叩いている松原の姿がありました。朝は早く来る派の彼女、この日も9時前には出勤しており、さらには連日長時間の作業が続いていました。
さすがに体調を心配した児嶋が「松原さん、あとはやっておくから、もう帰ってもいいよ」と声をかけたところ。
「いや、あともう少しなんで。やります」。
そのあとも、何度も何度も帰るように促す児嶋に「まだ大丈夫です。やります」と言って作業を続ける、その背中…。
な、なんてカッコいいんだ!
きちんと手を抜かず、丁寧に、最後までやり遂げようとする。
どんな状況になろうとも、そんな「彼女らしさ」を貫く姿勢に、案件で身も心もへばりかけていた私はシビれてしまいました。
CF全体を見て、支える存在だからこそ
色白で、小柄で、服装や持ち物は花柄。女の子らしい雰囲気を満開にさせながらも、するどい毒舌が光る。まさに「カワイイ」のツボを押さえた先輩、松原恵。
そんな彼女の仕事を言い表すならば「丁寧・着実」。メンバー紹介記事にもあるように、一つ一つの成果物をきちんと実らせていき、あまつさえ自身の経験を各種ツールに落とし込んでチームに展開しようとするその姿は、ディレクターとして、またCFのメンバーとして働く私にとって、ひそかに憧れでもあります。
そんな松原は今年から新体制のもと、現場の人間として、お客様から営業にご相談いただいた案件の工数出しをしてくれています。
自らもスキルの高いディレクター・コーダーである彼女。いままで相談段階では気づきにくかった点にもきめ細やかに対応し、メンバーに渡してくれます。
他にも「自分は案件を持たなくなったから」と、来客や電話対応も買って出てくれ、おかげで我々メンバーは仕事に集中しやすくなりました。
まさに、縁の下の力持ち。
そんな風に常にCF全体を見て、支え、働きかけてきた松原だからこそ、CFとしてこの本で何を伝えるべきかを理解している。そしてもう一つ。膨大な作業にも折れることなく、手を抜かず完遂できる実力もあります。
そんな彼女だからこそ、CF本のリライトや最終調整という大切な作業を任されました。
無事に本が出版できたのは、松原がCFにいてくれたからと言っても、過言ではないでしょう。
松原さん、リライトお疲れ様でした。
「ちゃんとやる」ことが大事だと教えてくれる、先輩、やっぱりカッコいいっす!
MVP受賞、本当におめでとうございます!
MVP受賞コメント
先日ものさすサイトの記事にも書いたとおり、CF に入ってから今まで様々な経験をしてきました。その中でも、この本の執筆に携わったことは、私の人生の中でも大きな出来事で、このような貴重な機会を頂きとても感謝しています。
執筆といっても、内容の大元となっているのは、歴代の CF メンバーがこれまでに実践でコツコツと築き上げてきたノウハウです。昨年の夏からはじまった CF BOOK PROJECT の執筆メンバー(現役のディレクター、コーダー、チェッカーを含む総勢7名)で、どんなことを本に書くべきか話し合い、昨年中にそれぞれの担当パートをまとめました。そして、今年に入って皆が書いてくれた原稿の最終調整をしていたのが、部長の児嶋と私です。
いろいろな偶然が重ってこのような役回りとなりましたが、当初はこの重大任務に異様な重圧を感じていました。さらに後半は時間との戦いで、通常業務がままならないことも・・・。しかし、周囲の理解と協力のおかげで本の作業に集中することができ、その結果、妥協することなく、最後まで全力を注いでやりきることができました。ご協力いただいた皆様には、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
松原 恵