2017年08月30日
セールス部の母、香取玲美は
仕事に全力 笑いに貪欲
私が書きます
6月某日。
ものさすサイト編集部から、お声がかかった。
「原澤くん、香取さんの紹介記事書いてもらえないかな。」
「やらせてください!」即答だった。
入社以来しばらくの間、香取から教育を受けて育ち、香取イズムが血となり肉となっている私にとって、香取の紹介記事を書くことは他の人には譲りたくないという気持ちがあったのだ。
香取といえば、過去の投稿「仕事と暮らし・代々木」で紹介されているように、コールセンター業務、チェッカー、営業、その後産休育休を経て、営業サポートとしてセールス部に復帰。
現在、パキスタン出身の旦那さんと息子さんと3人で暮らしている。
モノサスでの香取は、セールス部で営業サポート業務を行っている。
サポートといっても、最近では案件問い合わせの初期対応や見積もり作成まで行い、サポートの域を超え、時に営業チームを牽引してくれる存在だ。
営業メンバーが作成した請求書を印刷、投函するのも香取の業務の一部であるが、請求書の行頭がずれて見栄えが悪い時は「やり直し!」とフィードバックされることも。
まるで営業メンバーを母のように指導し、支えてくれている。
今回は、そんなセールス部の母である香取について、同じセールス部でともに働く私の目線から、紹介したいと思う。
私からみた香取
遡ること10年前、契約社員としてモノサスに入社した香取。
当時、モノサス以外にも数社のアルバイトを掛け持ち、トリプルワークをしていたそう。
金融系の会社や、TVショッピングを運営している会社、コールセンター、居酒屋ホールスタッフ等、様々な仕事をしていたようだが、なぜそんなに掛け持ちをしていたのか、本人に聞いてみたところ、
「別に特にお金に困っていたわけでは無いが、当時はただたくさん働いて、自由に使えるお金を稼ぎたかった。」とのこと。
今でもモノサスでの業務と子育てで奮闘している彼女だが、当時からマルチタスクで、周りからは大変そう、忙しそう、と思われるようなことをテキパキとこなすのは当たり前だったようだ。
また、テレビショッピングの番組スタッフの仕事をしていた頃に、システム部署に所属していたため、今では頻繁につかうシステム用語もそこで覚えることができたらしい。
モノサスに入社してからは、コールセンター業務を5年ほど担当した。
その後、CFサポートチームで案件に関わったのがきっかけとなり、営業チームへ。
当時の上司である柵山と、CF統括を担当していた龍田が、香取の明るいキャラクター、喋りのうまさをみて営業に向いていると思い、営業チームに誘ったらしい。
二人の予想は当たっていた。
営業になった香取は、顧客をどんどん増やし、香取個人の顧客も日に日に増えていったのだった。
その後2013年9月に私、原澤がモノサスへ入社。
実はモノサスが「営業」としての採用をしたのは私が初めてで、営業として働くのは私も初めて。
そんな、お互いに初めて尽くしの先輩後輩であったが、私が何度も同じ質問を繰り返しても、香取はしっかり向き合い、丁寧に答えてくれた。
また、お客様に迷惑をかけてしまった時や上司に叱られた時、香取は優しい言葉をかけてくれるというよりも、今のはこうだった、次はこうしよう、と冷静に諭すように語りかけてくれるのが印象的だった。
特に印象に残っているのが、お客様との電話中の出来事。
なかなかヒアリングがうまくいかずに、お客様との電話を長時間保留にしていた私。
電話を途中で何度も保留にし、香取さんにわかるまで質問し、保留中の電話からはアラートが鳴り、カオス状態。(保留が数分続くとピコーンピコーンと鳴るのです。)
それでも香取は冷静にひとつずつ、一緒に対応してくれたことをいまでも思い出す。
私の教育係は本当に大変だったと思います。(今もですが…)ありがとうございます。
たくさんのことを教えてくれた香取だが、今でも敵わないなと思うのはリサーチ力だ。
みんなの誕生日だけでなく、何故か同僚の親兄弟の情報まで知っているという…。(柵山談)
入社して数ヶ月後に誕生日を迎えた私。
当日は、香取とともに往訪予定で午後は直帰予定だったが、打合せ後にカフェでケーキをごちそうしてくれた。
誕生日を覚えてくれていたことに驚き、とても嬉しかったのでいい思い出なのだが、なぜ誕生日を知っているのかがナゾだった。
(香取は個人情報を収集するのが早い。)
そんな周りのメンバーへの気遣いも、やはり香取の営業力をあげているポイントなのだろう。
妊娠が発覚、産休へ
香取は2014年4月から産休と育休に入り、2015年10月に営業チームに復帰している。
私は、入社して半年ほどが研修期間だったが、年が明けたあたりから、やけに大量にお客様の引き継ぎを受けた。
「こんなに任せてもらえるなんて、ありがたい。頑張らねば」と思っていた。
しかしそれは、香取自身が産休に入るために急ピッチで引き継ぎを進めていたためだった。
(それに気づいたのは、産休直前のことであるが…。)
当時の香取の上司である龍田は、
「様子がおかしかったから、飲みに誘った。まさか妊娠していたとは。そしてまさか国際結婚だったとは…」と驚いていたようだ。
香取が産休に入ってからの私は、正直かなり戸惑っていた。
業務が忙しくなったうえに、これまで頼ってきた身近な先輩もいない。
その反面、頼る相手がいなくなったことで、極限まで困ることがない限り、自分でなんとかしようと、自らを奮い立たせることができた。
自立に向けて大きく成長できたのは、この期間があったからだと今では思う。
香取のおもしろエピソード集
香取といえば、セールス部のムードメーカーでもある。そして、大のお酒好き。お酒を呑んで数々の武勇伝(?)も残している。ここではそんな香取のおもしろエピソードを少しだけ紹介したい。
電車でおじさんの頭に…
ある時、仕事終わりに電車のドア付近に立っていた香取。
あまりの眠さに、座席の方へ上半身が倒れこんでしまった。
そこへ、座っていたおじさんの脳天へキスしてしまい、おじさんは赤面。
カバンと靴はきちんと揃えて
酒に酔っ払ってしまい、気がついたら見知らぬ中華料理屋でテーブルに突っ伏して寝てしまっていた。
気づくと、手元にあるはずのカバンと靴がない。
焦って店を出て、なぜか靴を履かずに走って家まで帰った香取。
だが家に着いても鍵が無い。
交番へ行き問い合わせたところ、隣の交番に鞄と靴が届いているという。
パトカーで送ってもらう最中、おまわりさんと「お姉ちゃん、今日は飲み過ぎちゃったの〜?」と、会話も弾んだ。
靴とカバンは、道路の縁石に綺麗に並べてあり、本人曰く、そこが家だと思ってしまっていたらしい。
気づいたらおじさんとカラオケ
酒に酔っ払ってしまい、気がつくと知らないおじさんと意気投合し、カラオケへ。
翌朝、眠っていた香取へそのおじさんから「れみちゃん起きた〜?」と電話が…。
怖くなって無視したそうです。
行き先不明タクシー
社内メンバーでの飲み会後、デザイン部の小野木がタクシーに乗って帰ろうとしたところへ、方面が同じだからと香取が同乗。
全く違う場所で何度もタクシーを止め、小野木を困惑させたそう。
居酒屋では店員さんのお手伝い
飲み会で、居酒屋の店員さんがなかなか注文を取りに来ず、忙しいだろうと察した香取は、厨房まで行って自らオーダー。
別の卓で飲んでいた客の注文まで取ってきて、厨房へオーダー。
振り返ると、酔った話、眠った話が多い気もするが、仕事に思い切り取り組み、楽しむ時は楽しむ、そんな香取の全力な毎日からこぼれだすおもしろエピソードなのだ。今後もこんなおもしろエピソードを楽しみにしている。
今の香取
現在、彼女がセールス部で行う業務は、営業リスト作成、請求書発行、メールニュース配信、問い合わせへの初期対応、新人営業の教育担当、など多岐にわたり、数々の仕事を限られた時間のなかでテキパキとこなしている。
そんな数ある業務の中でも、今年6月に入社した新人営業への教育が、最近の香取の業務のメインとなっている。
時折、新人を相手に話している様子をみると、まるで母と子のように感じる時があり、私に教育をしてくれていた頃とは少し変わったのかもしれないと感じる。
なんというか、包容力が増し、より穏やかになったような…。
そんな彼女も、たまに一緒に食事に行ったり、カラオケに行ったりする時は面白い話を連発してくれる。
母になり働き方が変わっても、やっぱり変わらず面白い先輩だなあと感じている。
セールス部の母へ
香取さん
いまのモノサスでの私があるのは、香取さんのおかげです。
私が入社してから今日まで、体制が変わることも何度かありましたし、営業としての動き方も当時とは少し変わってきているように思います。
ですが、日々環境が変わっていくなかでも、香取さんはいつも変わらず、優しく面白く、愛をもって接してくれています。
香取さんのおかげでいつも安心して仕事ができています。
本当にありがとうございます。今ではセールス部に新人営業が一人加わり、当時私にしてくれていたように指導をしている香取さんを横目に見ていて、新人へ教えることの大変さを別の立場で感じています。
少しづつですが、教わったことへのお返しができるように精進していきます。これからも、セールス部の良き母として皆を支えていってください。
また、美味しいお酒を飲みながら面白い話をしましょう。原澤 翔伍