提案依頼をする制作会社を探します。BtoB企業がリニューアル前にWeb制作会社を探すという前提のもとに、ポイントを紹介します。
目次
自社に合いそうな会社を探す
制作会社は、それぞれ特徴や強みがあります。「規模の大きな制作会社は、金額は高いが、大規模サイトに強い」というように企業規模によって特徴を説明されることもありますが、一概に言えないことが多いです。自分達の目で確認していくことをおススメします。
評価基準を決めるで書いた通り、制作会社に何を期待するのかを考えたり、イメージしたりしておくと、探す時に役立ちます。
ここでは、一般的に見るべきポイントを紹介します。
制作実績を見る
まず、制作実績が気になると思います。実際に、制作会社の得意な領域やスキルを見るために役立ちます。
- BtoB業種や類似業界の実績はあるか?どんなサイトか?
- どのようなデザインか?好きなデザインか?
- 自社が実現したい機能やコンテンツはどのように実現されているか?
特長や得意なことを見る
得意なことや専門領域を明確にしている制作会社もあります。各社はそれぞれに、独自の特長があります。それが記載されているページを見たり、制作実績から探るのもいいでしょう。
会社の考え方やスタンスを見る
企業理念を見てもピンと来ないかもしれませんが、サイト制作に向かう考え方やスタンスをまとめられている制作会社も多いです。それを見て、いいなと思う会社をチェックしてみてください。
対応領域を見る
コーポレートサイト制作が対応領域に入っていないということは、まずないと思います。自社サイトリニューアルにおいて、必要な領域が対応できるかの確認をします。以下のようなポイントは注意が必要でしょう。
- サーバー構築が必要な場合、対応できるか?
- CMSの指定がある場合、そのCMSに対応できるか?
- 運用のサポート体制はあるか?
これらを見ながら、ピンとくる会社をリストアップしましょう。
そして、時間が許せば、実際に会ってみるのもいいでしょう。「リニューアルの計画があるのだが、一度話を聞いてみたい」という声のかけ方がいいと思います。
コンペ参加企業は、何社が適正?
時間が許す限り多くの会社に会ってみるのがいいですが、コンペ形式で制作会社を選ぶ場合は、コンペに参加する会社は、適正な社数に絞るのがいいです。10社以上から提案を受ける会社もありますが、参加者の予定調整も大変です。比較検討のためのコンペですが、提案の数が多いと、比較も難しくなります。
自社に合いそうな会社から提案を受けるのであれば、多くの会社がコンペに参加するのは、デメリットでしかありません。
適正なのは3社、どんなに多くても5社が目安になるでしょう。
制作会社探しの媒体
順番が前後しましたが、制作会社を探す時の媒体についてです。「検索をして制作会社のサイトを見る」「紹介を得る」というのが王道です。
他に「一括見積依頼・資料請求サイト」や「まとめサイト」というのがあります。これらのサイトは、一度に見積依頼や情報を得ることができるという利便性があります。便利だから、使われているのだと思います。しかし、多くの制作会社からのアプローチに答えていかないといけません。その会社が自社に合いそうな会社とも限りません。また、これらのサイトは制作会社が費用を払って掲載してもらう有料サービスがほとんどです。Web制作やマーケティングに長けている会社は、自分達のサイトから相談がきます。わざわざ、有料サービスを利用する必要がないのです。
そう考えると、やはり主体的に「検索をして制作会社のサイトを見る」「紹介を得る」動きをするのが、王道だと思います。
まとめ
自社に合いそうな会社を実際に自分達の目で確認をしていきましょう。実際に合うかどうかは、提案を受けてみないと、プロジェクトが始まってみないと分からないことです。
制作会社探しの段階では、「合いそう」かどうかを見ていきましょう。