提案に際して必要となる要件をまとめます。
提案依頼内容をまとめる
提案時に提出を求める依頼内容の一覧をまとめます。羅列する形でRFPに記入をするといいでしょう。ここでまとめるものは、制作会社の選考のために必ず提案して欲しいものになります。サイトによって異なりますが、一般的によくある提案依頼内容は、以下のようなものです。
- リニューアルの方針
- 目的達成のための重要な議題
- プロジェクトの進め方
- プロジェクトスケジュール
- 体制図
- 御見積
- 会社案内
- 制作実績
コンペ形式の場合、これまでは提案にデザイン案を含めることが多かったのですが、近年ではその考えを見直す企業が増えてきています。Webサイトの目的やターゲットといった要件定義の重要度が高まる中で、短期間で、かつ議論なしに最適なデザインを作成することは非常に難しいからです。専門的な商材を扱うBtoB企業であればなおさらです。
サイトの目的を踏まえて、どのような点を課題と捉え、どのようにプロジェクトを進めていくのが良いかを考えてくれる制作会社に依頼をした方が、プロジェクトの成功率が高まると考えています。「変わりつつあるコンペ」という記事でも詳しくご紹介していますので、よろしければご覧ください。
参加条件を記す
制作会社は、自社の様々な情報に接することになります。1社ずつ機密保持契約を結ぶ場合もありますが、提案までのスケジュールを考えると、現実的にはやりきれないことがほとんどです。その際は、RFPに以下のような情報の取扱いに対する条件を記載しておくとよいでしょう。
- 提案のために当社との打ち合わせ等で貴社が知り得た情報(当社が開示している以外の情報)は、当社の承諾なく第三者に開示、漏えいしないものとする。提案参加は、上記が承諾されたものと見なす。
その他、コンペ参加条件を設ける時も、同様にまとめておくといいでしょう。
まとめ
「提案して欲しかったものが抜けている」という事態にならないように、提案に際して必要なものをまとめておきましょう。