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Mar,2022
児嶋 いずみ
投稿者:児嶋 いずみ
(Webディレクター/コーダー)

2022年03月27日

オレ推し!奥山さん流営業スタイル:
ともに"つくるに生きる"盟友、奥山秀野

メンバー紹介

児嶋 いずみ
投稿者:児嶋 いずみ(Webディレクター/コーダー)

運用ディレクター/コーダーの児嶋です。松永さんからバトンを受けて、今回ご紹介したいメンバーは、2021年モノサス年間MVPを受賞した営業担当の奥山さんです!

元々は、コーディングファクトリー(以下、CF)で一緒にお仕事してきた奥山さん。わたし的には、”戦友”というか、いろいろなことをともに乗り越えてきた、それはそれは縁の深いメンバーです。

ここ数年いろいろな状況の変化がある中で、奥山さんの仕事への思いや向き合い方など、ちょっとだけぶっちゃけ話を交えつつ、「奥山さん」と「奥山さんにまつわるあれこれ」を、以下の順番でご紹介できればと思います。

  • ここ数年の変化について:1人ユニット、コロナ禍での営業
  • 奥山さん流営業スタイル①:PM的営業~マッチングが楽しい
  • 奥山さん流営業スタイル②:最初から最後まで関わりたい
  • ちょっとだけぶっちゃけトーク:裏表ない感じと絶妙なバランス
  • この先のこと:求められるあいだは、この仕事を続けたい

ここ数年の変化について:
1人ユニット、コロナ禍での営業

児嶋 普通にメンバー紹介の記事を書いたら、一方的に熱狂的な奥山ヲタか、深夜に書くラブレターみたいになりそうでね。奥山さんに直接会って話したいな、ということで、対談形式にさせてもらいました。

奥山 はい!よろしくお願いします。

児嶋 奥山さんのことって、龍田さんが何年か前に書いてくれた記事がよくできてて。奥山さんが入社してからマネージャーになりますってところまでは、これ以上書くことがないってくらい完璧なので、今回はそれ以降の話。
セールス部でのマネージャーを経て、2020年の組織改編でビジネスオーナーとユニット制が導入されるなか、1人ユニットになりました、その後新型コロナが流行って状況が大きく変わるなかで、奥山さんはどうしてきたのかな?ってところを聞いてみたいと思ってます。
まずは、最近の営業ってどんな感じなの?

奥山 1日2、3件営業に回ったり打ち合わせしたりしていたのが、ほぼなくなりました。だけど正直、あんまり危機感はなくて。地方のお客さんともオンラインで話せるし。

児嶋 移動しなくてよくなったから、むしろ仕事が捗るんだ。

奥山 効率は良くなった気がします。今までよりも、オンラインミーティングのハードルが下がった感じがあって。ちょっとしたことでもお客さんと話しやすくなったので、より情報共有が気軽にできる関係になっている感じです。

児嶋 2021年の春からは、他のメンバーが持ってた仕事もガサっと引き継ぐことになったじゃない。奥山さん大丈夫なのか?って、けっこう気になっていて。

奥山 もちろん前より忙しくなったけど、その分仕事のしかたもうまくなってると思います。メール書きながら、見積りつくりながら、チャットワークに返信しながら。それでも昔みたいに夜中まで仕事するとか、無理な働き方はぜんぜんしていなくて。主人もリモートになったから、朝昼晩3食ごはんをつくり、食べて片付けるくらいの余裕はあって。あれ、こんな話でいいの?

児嶋 うんうん。どんなバランスで働いているんだろう?って、たぶんみんなも心配してたと思う。

奥山 1人ユニットには2019年からなっていて。部長をしてきたセールス部がなくなって、ほかのメンバーは別の部署に行き、私は役員付きというかたちで1人のチームになって。正直、最初は抵抗があったんですよ。部長としてみんなと仕事をしていくつもりでいたので、もうちょっと頑張りたかったなって。
だけど、自分がこうだっていうことより、周りから「これがいいんじゃない?」って言われた仕事のほうが意外とうまくできるので。やってみようかなって。

児嶋 そうだったんだ。

奥山 数ヶ月経つともうのびのび!我ながら順応性が高いなって笑っちゃうくらい。それまではガツガツ仕事してた感じがあったんですけど、ひと呼吸置いて、自分のペースで仕事ができるようになったというか。お客さんや会社のメンバーとの関係も、自分がこうしたいって思うやり方でできるようになって。児嶋さんに運用に入らないかって声かけたのも、そういう流れなんだよね。

奥山さん流営業スタイル①:
PM的営業~マッチングが楽しい

児嶋 私が運用に来たのは、2年くらい前だよね。

奥山 社内の体制が大きく変わるタイミングで、当時CFの部長をしていた児嶋さんを運用側に引き抜けるんじゃないかと思って。あっちの仕事もできてるんだろうけど、児嶋さんにはこっちのほうが合ってるんじゃないかって感覚と、自分が携わる案件にはより信頼がおける人に入ってもらいたいっていうのがあったんですよ。

児嶋 そんなふうに見てくれてたんだ。

奥山 児嶋さんに限らず、みんなの得意なこととか、こんな感じの人だよねっていうのを頭の引き出しにインプットしてるので。自然と、この案件にはあの人にお願いしたらうまくいきそうだな、っていうのがすぐ出てくるというか。あんまり考えてはないんですよ、感覚でね。うまくマッチングできている感じは楽しいですね。

児嶋 営業さんだけどディレクターさんに近いというか、PM(プロジェクトマネージャー)みたいな立ち位置でお仕事してるなっていうのを思っていて。お仕事を持ってくるだけじゃなくて、アサインを誰にしようとか、座組まで考えて指名するというか。

奥山 うん。私はそれが得意だと自分で思っているんだけど、営業の人によってやることや進め方っていうのは違うよね。この間ね、坂本さん(BtoB営業担当)とミーティングしたんですよ。たまには喋らない?って。話してみたら、やっぱりぜんぜん違うやり方しててね。私、坂本さんみたいに企画書とか提案書とか一切つくれないので、すごいなって思ってて。人によって動き方はそれぞれで、できることや得意なことを伸ばせばいいって改めて。

児嶋 得意なところを伸ばすっていうのは、モノサス全体に言えることかもね。とはいえ、営業さんはある程度決まった”型”があるのかなと思ってたんだけど、本当にフリーフォーマットなんだ。

奥山 私、苦手なことをやるとすごく効率が悪くなるので。心配性なんですよ、意外と。そしてね、けっこうビビリなんです。秋になると、来年のことを考えて胃が痛くなる、毎年。

児嶋 今期のことじゃなくて、来年が不安?になるんだ。

奥山 そう。漠然とね。2月とかになると元気になってくるっていうか。そこは単純なんですけど。

奥山さん流営業スタイル②:
最初から最後まで関わりたい

児嶋 今も1人ユニットではあるけれど、PMに近い仕事もする奥山さんがいて、何年か前から松原さん(CFの営業サポート・ディレクター)が案件相談・見積~制作担当に案件を渡すまでサポートする体制になったじゃない。この体制って、けっこう特殊だと思うんだよね。

奥山 ディレクターが営業を兼務している会社さんは多いですよね。だけど、制作作業しながら交渉事をするって、けっこう大変だよね。

児嶋 トラブルがあったとき、ディレクター兼営業だと当事者同士になっちゃうから、けっこう揉めちゃうと思うのね。お客さまから言われたことをそのまま受け取っちゃうと、自分のことだからよりガツンときちゃったり。だけどそこに営業さんが間にいてやり取りをしてもらえると、冷静に話を進められるよね。制作側の意見も聞いてくれるけど、奥山さんはすごく中立な感じでいてくれるから、先方も本音で話せる。それでトラブルが大きくならなくてすんだ場面がいくつもあったと思う。

奥山 私も、うちのメンバーの肩ばっかり持つわけでもなく、両方の話を聞いて、落とし所を探るようにしています。こうすれば話がまとまる、って教科書があるわけではなく、私の感覚でやっていることなんだけど。でも、それってうちの会社の営業として実は必要な仕事なんじゃないかな、って思ってるんですよ。

児嶋 営業さんだけど、奥山さんって制作に最後まで関わるじゃないですか、なんだかんだ(笑)

奥山 なんだかんだね(笑)
ミーティングとかも出たりして。やっぱり制作に任せたら「じゃあさよなら」っていうのは、昔からどの案件でもできなくて。みんながアラートを上げる手前で気がついたりとか、みんなは気づかないけど「お客さんのこの感じ、気になるな」ってとき、1本連絡を入れておくとか。そういうことができるのが、私の大事な仕事なんじゃないかと思うので。
それに、困ったときだけ営業に声かけるのって、みんな遠慮しちゃうような気がして。可能ならば、全案件の打ち合わせに出たいくらいなんです。奥山さん毎回入らないで、って人がいたら、みなさん言ってくださいっていう感じ。

児嶋 いやいや、すごいありがたい。制作してると制作にずぼっとハマっちゃうから、ちょっとした機微みたいなことに気づかないこともあるので。そこを見ててくれているっていう安心感がある。制作で考えすぎてモヤモヤしたときには相談に乗ってくれたり、思考の整理してもらったり。案件を通しでずっと見守るっていうことが、制作メンバーの支えになるんだよね。それってさ、案外、他社さんにはいない役割だと思うんだよ。

奥山 そこまで入るのが営業の仕事なのか?って言われるとわからないけど、それが私のスタイルなんだよね。単純に、案件に最初から最後まで関わりたいよね。バトンを渡すよりも並走したいなって。

児嶋 そこね!けっこう感覚が似てるところがあると思ってて。やっぱり、よくわからないものをよくわからないまま納品したくないんだよね。お客さんの願いが叶えられるかたちで返したい。そこにすごく責任を持とうとするじゃないですか。割と意識が似てるから、なんだかんだ言いながらも一緒に仕事ができるのかなって思うんだけど。いい感じでね。

ちょっとだけぶっちゃけトーク:
裏表ない感じと絶妙なバランス

奥山 私、思ったことをさらっと言っちゃうので、誤解されることもあるかもしれないんですけど。お客さんにも建前を言わずに、自分の言葉で話すようにしてて。嘘ってわかっちゃうし、本音じゃないと伝わらないって思うんだよね。

児嶋 裏表ない感じっていうかさ、分け隔てしないのが、奥山さんのいいところだと思うよ。

奥山 児嶋さんは、会社のなかで一番言いたいことをぶつけてる感じがして。正直、児嶋さんにしか言えないこともある。なんだろうね。歳が近いっていうのもあるし、お互いマネジメントの立ち位置を経験してきて。言わずともわかってくれるだろうって甘えもあったり。
仕事上、そういう人はあんまりいないので。たまに傷つけているんじゃないかって。ごめんね。悪気はないんだけど。

児嶋 いやいや、私は含みのあるのが大変苦手なので、そのままのほうが楽ですよ。けど、言葉の選び方とか話の回し方とか、ちょっと変わった気がするんだけど、どうかな?前はもっとどストレートだったと思うんですけど。最近は、むしろ私のほうが先にムキムキ!ってなって、そのときに上手にまとめてくれたりして。

奥山 落ち着こうよって。前は私が先に、ムキムキ!ってすることが多かったのにね。

児嶋 そうそう。最近、「わー、いま奥山さんになだめられてる」って思うときがある。立場が逆転した感じがあるよね。

奥山 そういう関係性だね、うん。

児嶋 一緒に運用の仕事をするようになって、関係性的なものも変わってきたよね。

奥山 児嶋さんがCFにいたときは、案件を納品したら次の案件って感じだったから、なにかひとつに対して深堀りしたり、お互いの考えを伝え合うようなことをあんまりしてなかったと思うんだけど。運用に入ってもらうようになって、そういうことができるようになったよね。

児嶋 そうだね。運用に声をかけてもらって、腰を落ち着けてお仕事できるなっていうのはあって。だんだんとお客さんとの関係も近くなって、いいなって思ってて。
もちろん奥山さんと意見が違うこともあって、「それは今じゃないから、もう少し待って」って営業として適切なタイミングを教えてもらったり。かと思いきや、絶妙なタイミングでお客さんに切り込んでくれたり。あ、今それ言っちゃうのね、みたいな。

奥山 いきなりね(笑)

児嶋 結果、お客さんともしっかり向き合えている感じがして、すごくグッときます!

この先のこと:
求められるあいだは、この仕事を続けたい

児嶋 ちなみに今後のビジョンというか、どんな感じでお仕事していきたいっていうのはあるの?

奥山 みんなが許してくれる歳までは、この仕事が続けられるといいなと最近は思ってるんですけど。いつがこの仕事の定年なんだろうっていうのは、けっこう毎年考える。

児嶋 すごい。野球選手みたいだね。

奥山 思わない?何年後まで働いてるんだろうとか。

児嶋 そうね。やっぱりWebの世界って足が早かったりするので。私もいつまで求められる人なんだろう?っていうのは思ってて。

奥山 エンジニアは私以上に、歳いったときどうしてるってケースが少ないもんね。

児嶋 技術的なことはどうしても追いつけなくなるだろうし、だんだんPM寄りになっていくだろうなっていうのは思っていて。その後はお払い箱じゃないですけど、縁側で茶でもすするかっていう感じでもある。
あとはゲストハウスの管理人としてお庭の掃き掃除でもしようかなって。それまでにゲストハウスつくっておかないとね。

奥山 私は自分が求められている時間は頑張りたいって思うのと、モノサスの社員でよかったなって。

児嶋 社員でよかったっていうのは、どういうところ?

奥山 自分ごとで真剣にできる仕事が見つかったから。バイトから社員になって、責任を持ってできるようになった感じがしていて。自分の人生というか、生きる上ではよかったなって。うん。目標とかビジョンとか、毎年目標は立てないんだけど、求められることを返し続けられたらいいな、って思うんです。

児嶋 なるほどね。

奥山 なにかあったら求めてください、みなさん。っていう感じです。これからもよろしくお願いします。


対談の日に偶然、お互い示しあわせたかのうように、服の色がBlack / White になってて、なんか関係性を象徴するようでなんだかおもしろいな、と思いました(笑)
私がモノサスの外から関わるメンバーだったときから数えると、ぼちぼち10年のつきあいになります。途中、たくさん喧々諤々ぶつかって、たくさん話して、いろいろ頭つきあわして一緒にかんがえて、となりで並走してくれて、一緒にのりこえてよろこんで、などなど。そんな時を経て、いま、”信頼を超えて極厚で極熱の信頼”があります。モノサスで「ともはた」(ともに生きたい人と働く)ってことばがありますが、私にとって奥山さんは、ともに「つくるに生きる」盟友です!
って、結局、最後に真夜中のラブレターみたいなこと書いてますね(苦笑)
でも、ほんと、一緒にお仕事に携われて、感謝のキモチでいっぱいです。この場をお借りして、いつもほんとにどうもありがとう。そして、これからも引き続きどうぞよろしくお願いします!!

最後に、こんな感じのちょっと独特な営業~制作になんだかちょっと興味をもったあなた、なにかふと安心感を覚えたあなた、案件のご相談は奥山さんまでぜひぜひご一報くださいませ。どうぞよろしくお願いします!!

この投稿を書いた人

児嶋 いずみ

児嶋 いずみ(こじま いずみ)Webディレクター/コーダー

2019年まで、コーディングファクトリー部にいました。2020年からは、Webマスターサポート(運用系)のお仕事をしています。 2017年前半でハロヲタを卒業し、以降、タカラヅカ沼にどっぷりはまっています。

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